簗瀬小NEWS

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年に1度だからこそ真剣に

6月4日(水),教科体育での水泳学習が始まるのを前に,校内の職員研修として「救命救急法講習会」を実施しました。講師は,宇都宮中央消防署の職員4名です。年に一度の講習会になるため,教職員は知識と技能を最新の情報にバージョンアップします。今回は,救助される側のプライバシーにも心を配ることを学びました。さて,心肺蘇生のためには,強く,速く,絶え間ない胸骨圧迫がもっとも重要で,これだけでも傷病者の救命率は大幅に向上すると言われています。 突然の心停止は,心臓が細かくふるえる「心室細動」によって生じることが多く,心室細動になってから電気ショックを行うまでの時間が1分遅れるごとに社会復帰率が7~10%ずつ低下することが知られています。毎年事故がないからと高を括るのではなく,常に最悪の想定をしなければ本当の危機に耐えることはできません。職員は今年も真剣に取り組みました。また今後は,地域でも日常的に発生する可能性のある心停止などの緊急事態に備えて,児童も研修会に参加して知識と技術を習得することは大切であり社会貢献につながっていくのではないかと考えます。簗瀬小学校のAEDは体育館玄関に設置されています。