簗瀬小NEWS

2024年12月の記事一覧

本物の太鼓の達人

12月3日(火),4年生がふれあい文化教室に参加しました。この事業は,子供たちが日本古来の伝統音楽・古典芸能などにふれることで文化芸術への関心や理解を深め,豊かな人間性をはぐくむことを目的に,宇都宮市文化協会会員で,第一線で活躍する先生方を講師に,学校の通常の授業時間内で演奏・実演や解説,体験などを実施するものです。今回4年生は,和太鼓体験を実施しました。和太鼓の歴史についてのお話,楽器の材質や奏法,姿勢も含めた表現方法,体験太鼓のバチの持ち方,打ち方の練習,そして,実際に打って音を出してみました。本物の太鼓はドンと体全体に広がり,「すごい!」と興奮した様子でした。

 

 

幼保小連携事業

12月3日(火),幼保小連携事業の一つとして,あずま保育園との交流会を実施しました。年長の園児さんが来校し,本校の1年生と一緒に活動しました。まずは,「じゃんけん列車」です。子供同士が距離を近づけるためには一緒に遊ぶことが一番です。そして,校内案内とプレゼント作りを行いました。1年生には別れを惜しんで涙する児童がいたり,年長さんからは「また来たい」「もう少し一緒にいたい」との呟きがありました。さて,幼保は様々な実施主体者がおられることから,小中よりさらに連携が重要であると思います。また,1年生になると一般的に赤ちゃん返りしてしまうとも言われていますが,これは我々大人も同じです。具体的には,人事異動等で新しい部署に配属になった際,新しいシステムに慣れるまで周囲の方にお世話になる状態と同じです。幼保と小学校の大きな違いは「遊びをとおして学ぶ」ことから「クラス集団の授業から学ぶ」ことに変わることです。これらのことを考えると,幼保小での連携・交流が重要で,小学校側においても幼児期の教育・保育を理解することが大切です。そのため,子供同士の交流のみならず,教員同士の交流や双方の施設見学,お互いの教育について話し合うことも必要であると考えます。12月7日(土)の全市一斉土曜授業日では,あずま保育園の先生方にもお時間の許す限り御参観くださるよう御案内しています。

 

たかが「くつそろえ」,されど「くつそろえ」

12月2日(月),昇降口のくつの状況です。2学期から児童会環境委員会がリーダーシップをとり,少しずつですが意識化が見える状況になってきています。また,各自の番号を確認しやすくし,環境的にも整いました。履物を揃えるという文化は日本独自になると思われます。所作としては,「靴を脱ぐ」-「振り向いて,しゃがみ靴を取る」-「踵を揃えて,真ん中に置く」の10秒にも満たない作業です。それでも,子供たちにとっては「面倒くさい」と思うことでしょう。だから,委員会の児童や大人がその都度声をかけ,習慣化していくことが大切です。そして,面倒なことを染み込ませるわけですから,時間がかかります。支援する側が声掛けを忘れると,あっという間に元どおり。周囲の本気度も試されます。さて,「特に靴が揃えられないくらい」という感覚にもなりがちですが,当たり前のことを丁寧に続けることは,行動の習慣化という観点から,今後の人格形成につながると思われます。一つのことが習慣化すれば,「あいさつ」や「時間の切り替え」など,いろいろなことにつながると考えます。たかがくつそろえかもしれませんが,くつそろえは,全てにつながっていると思います。されど「くつそろえ」です。御家庭でも玄関やトイレなど,履物を揃える習慣を学校と一緒に進めていただけると助かります。

なかよしまつり

11月28日(木),2年生が生活科「なかよしまつり」を開催しました。1年生や先生方をお招きしました。(1年生は今回体験することで,2年生になった際の自分たちの開催につなげます。)お祭り本番に至るまでには,何の遊びをする「おみせ」にするか,どのような物を準備するか,景品は何にするかなど考えながら作業を進め,事前に練習を積みました。その際,他のグループの「おみせ」のよさや改善点について,アドバイスなどの気付きを伝え合う作業をしています。そして,アドバイスを基に遊びや遊ぶ物の手直し,必要な物の追加などを行ってきました。当日は,1時間目に最終準備作業,2時間目に1年生や先生方を招待,3時間目はお互いにおみせを訪問し遊びを体験し合いました。お客さんには,遊び方の説明,高得点を取るためのコツの説明などをします。自分たちで試しの遊びを繰り返しているので,説明の言葉が非常に洗練されていました。さて,2年生になると,活動しながら刻々と変わる状況に柔軟に対応できるようになります。また,的に当たったときや,けん玉が連続して乗った際などには,2年生も大歓声を上げていました。単に盛り上がっているかのように見えますが,下級生の凄いところを凄いと認めて褒めることは,やなぜの子の素直さの表れであり,このようなチームはみんなで伸びていく素質があると言えます。とても素敵な光景でした。さて,子供たちは,生活科の活動はもとより,学校での様々な経験を自分のものにして,そして活かしていることが伝わりました。大人が意識すべきは,指導・支援の絶妙のタイミングだと感じました。啐啄同時……

ら・ぶっく活動日

11月28日(木),読み聞かせボランティアグループ「ら・ぶっく」による読み聞かせを実施しました。今回は,4年生から6年生に読み聞かせです。さて,読み聞かせは,子供の読解力,想像力,共感力を養うことができます。また,御家庭で就寝前などに読み聞かせをする際,子供は毎回同じ本をもってくることが多いと思います。親は,「別な本にすればよいのに」と考えがちですが,子供は新しいお話にわくわくするというよりも,安心して眠りにつくとか,親子の絆を確認するなどの作業だと考えられます。そのため,成長したからやめるというのではなく,子供が望む限り続けることが大切です。時々,子供の興味や関心に合わせた絵本や物語を選ぶとよいと思われます。物語を読み終える前に親が先に寝てしまうこともあるかもしれませんが,頑張っている大人の姿は子供に伝わっていることと思います。……家庭の話になってしまいました。ら・ぶっくの皆さん,いつもありがとうございます。