簗瀬小NEWS

2024年7月の記事一覧

平和を願って大いちょう献立

7月16日(火),給食で「宮っ子ランチなつメニュー」を提供しました。「宮っ子ランチ」とは,児童生徒に宇都宮市の気候風土や先人によって培われた食文化への理解を深め,郷土への愛情を育むことを目的とした献立です。今回は夏メニューです。汁物やデザートにも粋な計らいがたくさんあります。さて,子供たちの状況を見ようと教室に出向いた際には,ほとんどが完食状態。大いちょう献立,ごちそう様でした。

なぜ,そろえるのか

7月12日(金),昇降口のくつそろえと雨傘収納の状況です。雨の日の登校時は,子供たちもすることが多くひと苦労です。さて,傘を閉じるのは,次の人が傘を入れやすいように,自分の傘で友達が濡れないようにという配慮です。とりわけ多くの人数で傘立てを使う学校では,みんなが丁寧に収納することで,下校時も速やかに自分の傘を取り出すことができるようになります。 自分にとってもその方が始末がよいのはもちろんです。靴も同様です。本校の靴箱は構造上3人でスペースを使います。そのため,各自が番号シールに中心を合わせ,かかとを揃えて置くと効率もよくなるのです。このように物を整えることは他者への配慮であり,また,結果的に安全も確保することにつながります。もし,傘も靴も乱れていたならば,心も乱れ,自分もそうしてよいのだと判断してしまうと思います。割られた窓ガラス を放置しておくと,さらに割られる窓ガラスが増え,街が荒廃していくという,御存知の「割れ窓理論」は学校にも当てはまると考えています。実験や検証データはありませんが,乱れが顕著に表れるのが靴箱だと考えます。靴箱を見ればその学校や学級の様子が分かるとも言われているのです。靴を整えるわずか数秒ですが,「学校モード」「勉強モード」のスイッチが入るのです。つまり,切り替えです。靴や傘の 乱れは,スイッチが上手く入っていないことの表れかもしれません。登校前に何かあったのか,寝坊して慌てていたのかなど推察できますが,それが学級の靴箱や傘立て全体に伝播しているようであれば危機と捉えるべきです。こんな考え方のもと,毎日の履物そろえ,雨の日の傘については,平常時の児童指導として徹底していきたいと考えています。習慣は人格の形成につながります。とするならば,よい習慣を身に付けることは,よい人格形成につながると考え,くつ揃え,傘揃え,あいさつなどの所作を大事にしていきたいと思います。習慣化まで時間はかかりますが,児童会とも連携しながらじっくり進めていきます。そんな中,低学年生に「くつ揃え名人」を発見しました。中心に靴をそろえ,次に踵のラインを丁寧に揃える。たった数秒ですが,見事な切り替えです。こんな名人の姿勢は必ず伝播すると信じます。また,学年やクラスによってはボランティアが活躍しています。こちらもきっと伝播するものと思います。そして,学校業務担当は,靴が揃う環境づくりとして昇降口の砂を掃いていました。大人の仕事は,環境を作ってあげることです。ファインプレー!

 

先輩の背中を追って

7月10日(水),毎週水曜日はロング昼休みです。今回は,ふれあい活動。縦割り班で遊びます。児童数が多いため,校庭班と室内班に分かれて活動しました。先輩たちは下準備をします。そして,活動が始まれば,後輩たちが楽しめるよう気配りを忘れません。これは,ひとりでにできることではありません。優しい先輩の背中を一生懸命に追いかけて成長する,やなぜならではの風土であると思います。伝統の一つとして大切にしていきたいものです。

 

マッチ棒パズル大会

7月8日から12日まで,職員室前で「マッチ棒パズル大会」を開催しています。やなぜの子は反応が早く,1年生から6年生まで合計74名の正解者が出います。そんな中,ほっこりすることが起きました。解答用紙記入用に鉛筆を設置していましたが,気が付くと「消しゴム」が置いてありました。置いてくれてあなた,ありがとう。気配りに感謝します。

トークタイム

7月10日(水),朝の活動の時間を活用して「トークタイム」を実施しています。今回で3回目となりました。それぞれのお題に,メモをもって臨む子,これまだの体験を思い出して話す子,そしてよく耳を傾けるなど,話し方,聴き方がよく身に付いてきました。安心して話せる環境や活発な会話は,学級内の風通しのよさとなり,心理的安全性の確保につながります。これは,いじめのない環境づくりにも役立ってくると思われます。1年生は「聴く」ことを重点に,お話しパズルを実施していました。