学校日記

2017年11月の記事一覧

科学クラブ 「人工イクラを作ろう!」

  昨日(28日)の科学クラブの活動では,「人工イクラ」作りにチャレンジしました。「人工イクラ」は,本物そっくりに作られた人造のイクラのことで,サラダ油や海藻エキスで作られています。高価なイクラを食べたのと同じ感覚を手軽に味わうために開発され,見た目や味,口当たりも見分けが付きにくいほど,そっくりです。
 クラブ活動で作る人口イクラは,食べることが目的ではないので,見た目でも楽しめるように,いろいろな色のイクラを作る実験をしました。
 まず,濃度1%のアルギン酸ナトリウム水溶液と,同じく1%の塩化カルシウム水溶液を作ります。
 

 アルギン酸ナトリウムは,海藻類のぬるぬるの成分で,ジャムやソースなどの増粘剤として使われる食品添加物です。
 
 このアルギン酸ナトリウムを,好きな色の絵の具で着色し,これをスポイドで吸って,塩化カルシウム水溶液の中に一滴ずつ落としていきます。すると,アルギン酸ナトリウムと塩化カルシウムが反応して,アルギン酸ナトリウム水溶液の表面にアルギン酸カルシウムの膜を作り,粒状になります。これが「人工イクラ」の正体です。
  
 
 粒状になって水溶液の中に落ちていく様子がとても面白く,みんな実験に夢中! 何色もの カラフルなイクラを作ることができました
 
 全員が人工イクラを作ることができ,実験は大成功でした。