学校日記

今泉小学校の学校日記

明日から夏休み

 いよいよ明日から、子どもたちが楽しみにしている夏休みが始まります。感染症の状況が心配されますが、夏休みにしかできない経験をたくさんして、楽しい思い出をつくってほしいと思っています。夏休み前日の今日も、子どもたちは落ち着いて学校生活を送っていました。学習に真剣に取り組む姿、学級で計画した楽しいイベントを楽しむ姿、転校するお友達との思い出づくりの会を開く優しい姿など様々です。37日間の夏休み。まずは健康・安全に気を付けて元気に過ごせることを祈っています。

 

 

 

 

▼今日の給食献立は、くろパン、牛乳、白身魚のアーモンドがけ、ゆでやさい(玉ねぎドレッシング)、トマトとたまごのスープ、アイスでした。夏休み中も、しっかり食べて、よく眠って、健康に過ごしたいですね。

宮っ子ランチ夏バージョン「平和を願って大いちょう献立」

 宇都宮市の特産品や文化など宇都宮の良さを知ることのできる「宮っ子ランチ」。今日は、夏メニュー「平和を願って大いちょう献立」です。黙食の時間に、学校栄養士が、夏メニューについて放送しました。

【今日のお話から】

宇都宮市は,太平洋戦争の末期(1945年)にアメリカ軍により空襲を受けて,市街地の大半が焼かれ多くの市民が亡くなりました。戦後も苦しい生活が続き,小学校での子どもたちの様子も「雨具も無く震えるムシロ小屋,一日わずか一食の学童」と伝えられるなど,衣・食・住が不足していました。しかし,市民の強いエネルギーにより復興が進められ,現在のように家やお店などが建ち並ぶまでに発展しました。

 戦時中や戦後の時期は,白米はとても貴重な食べ物で,ひえやあわなどの雑穀を食べたり,さつまいもやかぼちゃを混ぜたり,おかゆにして量を増やしたりしていました。

「十六穀ご飯」には,麦・黒米・押麦・もちきび・もちあわ・胚芽米・アマランサス・うるちひえ・玄米胚芽・赤米・大豆・黒豆・小豆・はと麦・たかきび・もち米の16種類の雑穀が入っています。

「宇都宮餃子」は全国的にも有名ですが,戦時中,中国にいた陸軍の兵士たちが,終戦後に宇都宮に本場の餃子の味を持ち帰ってきたのが始まりといわれており,餃子に使われる豚肉・にら・にんにくなどの材料が全て地元で手に入ったことと,食糧不足の中でスタミナのつく食材が多く使われていたことから,人気が出て広く食べられるようになったという歴史があります。

「大いちょう汁」は,宮っ子ランチのために作られた料理です。市役所前のシンボルロードにある大いちょうが空襲により黒焦げになってしまったそうですが、次の春に芽吹き,復興のシンボルとして人々の心の支えとなりました。その「大いちょう」にちなんで,いちょうの形をしたかまぼこ,いちょう切りにしたにんじんや大根を入れた汁物です。

「からしあえ」には宇都宮市でたくさん生産されている,もやしやきゅうりが使われています。

 また,全国第2位の生産量を誇る牛乳と,新緑をイメージした,夏から秋にかけて旬になるマスカットを使ったゼリーがデザートです。

【宮っ子ランチ夏メニュー「平和を願う大いちょう献立」】

16穀ご飯、牛乳、宮っ子ランチ餃子、からしあえ、大いちょう汁、マスカットゼリー

 

 

山車を引きながら「わっしょい、わっしょい」

 八坂神社の天王祭に合わせて毎年開催されていた子どもたちによる山車の引き回しが、3年ぶりに実施となりました。山車が通るルートをいくつかの区間に分けて入替制にすることで、密を避ける工夫をされていました。駅前開発の進む都会的な街並みを、子どもたちや保護者の皆様、今子連の皆様が山車を引いて練り歩きます。子供たちの「わっしょい、わっしょい」の掛け声や太鼓の音に、地域の方々が玄関先に出て笑顔で見守ってくださっていました。地域に伝わる行事にたくさんの子どもたちが参加することができ、温かく楽しい思い出をつくることができたことをうれしく思いました。

 

 

 

上下水道お届けセミナー(4年生)

 4年生を対象に、上下水道お届けセミナーを実施しました。宇都宮市上下水道局の皆様をお迎えし、私たちが使っている水道水がどのように作られ,また,使った水がどのように処理されるのかについて,実験やテレビ映像などを交えながらお話していただきました。子供たちは、お話をよく聞き、実験に積極的に参加したり、自分たちの生活になくてはならない「水のこと」について考えたりしていました。上下水道への興味・関心を深め、水の循環や環境保全について意識するよいきっかけとなりました。

▼水の使い道で多いのは、お風呂やトイレだそうです。

 

▼水をきれいにする仕組みを、実際に装置を使って予想したり実験したりしました。

 

 

ながら見守り下校(東警察署ととに)

 宇都宮東警察署では、「ながら見守り活動」の推進をしています。これは、家事や仕事等の日常生活を送りながら、防犯の視点をもって、子供たちを見守る活動です。今日は、東警察署の皆様と管内の少年指導委員の皆様が、子供たちの下校に付き添って歩きながら見守り活動をしてくださいました。本校では、保護者の皆様や地域の皆様が、子供たちの登下校時に、一緒に歩いてくださったり、通学路付近に立って見守ってくださったりしています。温かな見守り活動を、多くの皆様にしていただけていることを、本当にありがたく思います。