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2022年11月の記事一覧

11/25給食 宮っ子ランチ

 今日は「宮っ子ランチ献立」で、私たちの住む宇都宮の特産品や文化など宇都宮の良さを知ることのできる給食です。

 「鬼怒の船頭鍋」は,江戸へ物資を送る船を操る船頭さんたちが地元の食材をふんだんに使って食べていたと考える料理を復元したものです。船頭鍋は,上り鍋と下り鍋の2種類があります。上り鍋は,川の流れに逆らって,上流へと船を進める体力を維持するために,腹持ちのいい小麦粉のほうとう風みそ味で,下り鍋は,川の流れを利用して江戸へ向かう下りは,体力の消耗が少なくて済むので,そば粉のほうとう風しょうゆ味です。今回の船頭鍋は,みそ味の上り鍋です。

 「モロ」はサメの一種です。サメは腐敗しにくく,冷蔵技術の未発達な時代に貴重な海の鮮魚でした。その腐敗の遅さが内陸部までの流通を可能にしました。海なし県ゆえにサメを食べる食文化が根付いていました。

 「切り干し大根」は,江戸時代から食べられてきた保存食で,冬の交通の便が悪くなる北関東では重要な食品源でした。

 「にっこり」は1984(昭和59)年に栃木県農業試験場において,「新高」に「豊水」を交配して生まれました。にっこりの名前は栃木県の名所「日光」からきています。今日の「にっこり」は駒生町の「阿部果樹園」で収穫されたものです。

 栄養たっぷりな地元のとれたて食材をしっかり食べて,元気な体を作りましょう。

麦入りごはん、牛乳、モロのから揚げ、切干大根のポン酢和え、船頭鍋、梨(にっこり)

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