3年の総合的な学習の時間では,今『福祉』をテーマに授業を進めています。今回は少しでも目の不自由な方たちの気持ちや苦労などに気付いてもらうためにアイマスク体験を行いました。
何もなく目が見えない状態で前に進んだり,曲がったりすることは怖かったり,不安だったりすること,白杖という杖に見立てた棒を左右に動かすだけで障害物の有無を確認でき,安心感が高まること,案内するときに「あっち」「こっち」などの言葉では思うように伝わらないことなどを体験から気付いていました。
階段を案内するときは,危ないときに「止まって」といったり,体を支えてあげたり,具体的な数字を使って「あと〇歩で階段が終わるよ」と伝えたりしていました。
『福祉』のテーマは,なかなか難しいですが,誰もが幸せに生活していけるような社会を築くためにしている工夫を知り,様々な人の気持ちに気付く中で,人の多様さを認められる人に育ってほしいと思います。