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学校の様子

ヒラメから学ぶ「命の授業」最終回~5年総合的な学習の時間~

 3月21日(金)2~4時間目、5年生の各教室で、今年度最後となる「ヒラメから学ぶ『いのちの授業』」がありました。今日で、半年にわたるヒラメの授業が終了します。前回は育ててきたヒラメの命と向き合った5年生。一人一人の心に「命とは?」というキーワードが確実に刻まれたことでしょう・・・

 さて本日は、まず始めに今までヒラメを世話していた水槽に敷いていた砂利の清掃を行いました。ボウルの中に入れた砂利に水を入れ、丁寧に心を込めて洗浄しました。

 次に教室に戻り、「未来の養殖について」考えました。一人一人が自分の考えをまとめる時間です。自分が考え得る「夢の養殖」とは何か、今現在の課題とは何かをワークシートにまとめていきました。児童の考え方は実に様々で、

「巨大化するえさを開発する。」

「人間ではなく、AIやロボットに世話・管理をしてもらう。」

「海が汚れない薬を撒く。」

「月に養殖場を作り、地球に送り出すシステムにする。」

「品種改良を試みて、病気に強く、味もおいしいヒラメを作り出す。」

など、夢があふれる時間となりました。

 結びに齋藤先生よりお話がありました。命を育てる大変さ、命を食べることの意義を学んできた5年生ですが、一番大切にしてもらいたいこととして、

「学んだことをこれで終わりにしてほしくない。学んで得た知識は『道具』である。道具は使われなければ意味がない。これからの人生で、この授業で得た『道具』を使う時が必ず来る。みなさんはこの半年で、自分が『生きていく』うえで、とても大切なことを学んだんだよ。」

という実にありがたいお言葉をいただきました。

 さて、この経験を生かして4月からはいよいよ6年生・・・。心が一段と成長した姿に乞うご期待!!