陽西中学校からのお知らせ

日誌

立志式を行いました

 2月3日(金)本校武道場で, 2年生が立志式を行いました。

 この日を迎えるまでに,社会体験学習(宮っ子チャレンジ)で学んだことなどをもとに,自分の夢・志について考えを深めてきました。

 当日は,午前中の道徳の授業「君が生まれた日(キラリ★道徳 文:佐藤正敏)」を題材に,自分を生み育ててくれた親の思いについて考えました。最後に保護者の皆様にご協力いただき,生徒に内緒で集めた「親からの手紙」を生徒に手渡しました。封筒を開けるときから手を震わせ,涙を浮かべながら手紙を読む生徒など,自分がどれだけ大切にされているかを改めて実感し,その感動をかみしめていたようです。

 午後の立志式では,社会体験学習の体験発表や一人一人の夢を語るスライド上映,学年代表生徒による決意発表,そして,最後に2年生全員による合唱「決意(作詞:片岡 輝 作曲:鈴木憲夫)」を行いました。保護者の皆様に見守られながら,精一杯自分の未来を語る生徒の姿は,とても輝いて立派に見えました。

 これから,未来に向かって大きく羽ばたいていく2年生です。応援よろしくお願いいたします。

第1回 「Will ナビ講演会」を実施しました

 3日(金)に,第1回目の「Will ナビ講演会」を実施しました。「Will」とは,「意志」を表し,「生徒たちに『志』をもって未来社会をたくましく生きていって欲しい」という願いを込めた取組です。社会の第一線で活躍する人の生き方に触れ,自己の生き方を考えることが目的です。
 今回は,国境なき医師団(
MSF
)日本,外科医でもあります吉野美幸先生をお招きし,講演と生徒によるインタビューを行いました。
 「働くこと」は,「収入を得て,社会的に自立すること」,こう考えることはとても自然です。本校の生徒たちも,ほとんどがこのような考えでした。
でも本当にこれだけなのでしょうか?
 今回のテーマは,「働くことの意味」を考えることです。
 どうして,収入が約3分の1になり,命の危険もある「国境なき医師団」の活動に参加するのか?吉野先生は,「そこに助けたい命,助けなくてはならない命があるから‥。」そして講演の最後の言葉,「
私たちが何気なく暮らす今日も,世界には十分な医療を受けられずに失われていく命があります。国,人種,民族,宗教,そんな境目が,生死の境目であってはならない。」とても,重い一言でした。
 生徒たちは,働くことの新たな意味に気付くとともに,自己の生き方についても深く考えたようでした。また,質問コーナーでは,「自分で夢があるのに,両親に賛成してもらえない時はどうしたらよいか」など生徒ならではの質問もあり,有意義な講演会になりました。この様子は同日,「NHKとちぎ640」でも放映されました。

    【
国境なき医師団(MSF)日本 外科医 吉野 美幸先生

              【生徒からのインタビュー】

ふれあい文化教室を実施しました

1日(水),2日(木)に,2年生を対象にふれあい文化教室を実施しました。これは,日本の伝統音楽である琴と尺八にふれる取組であり,その第一人者である和久文子先生,福田智久山先生を講師にお招きし,鑑賞や演奏体験などをしました。

 CDなどで聞く音楽とは違って,生演奏は音にぬくもりがあり,生徒達はその違いに驚いたようです。「国際化が進み,英語のスキルが身に付いた日本人は増えてきているが,日本の文化を語れない人が多い」などの指摘がある中,このような体験を通して日本の素晴らしさを語れる大人になって欲しいと思います。両先生方,お忙しいところありがとうございました。