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木造聖観世音菩薩立像 (もくぞうしょうかんぜおんぼさつりつぞう) 所在地 西刑部町1265 観音堂 管理者 増渕利男さん |
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この像は,ふつう「大関観音(おおぜきかんのん)」とよばれています。 昭和33年4月2日に栃木県指定文化財(とちぎけんしていぶんかざい)となりました。 約2.5mのカヤ材の一木造(づく)りの巨像(きょぞう)です。 上半身は金箔(きんぱく)がぬられ,下半身の衣(ころも)に宝輪(ほうりん),唐草模様(からくさもよう)があります。 聖観音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)は,救(すく)いを求める声を聞くと,これを救う菩薩として信仰(しんこう)されてきました。 本来は,勢至菩薩(せいしぼさつ)とともに阿弥陀如来(あみだにょらい)の脇侍(きょうじ)となります。 独立して信仰される場合も数多くあります。 また,関東地方に残る数少ない,平安(へいあん)時代終わりから鎌倉(かまくら)時代の様式で作られたすぐれたものです。 この聖観音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)は,もともとこの観音堂にあったものではなく,どこか近くの大きな寺の本尊(ほんぞん)であり,何らかの都合で移り,まつられたものだといわれています。 昭和55年,県と市の補助を受け,京都国立博物館内財団法人美術院にて完全補修が行われました。その後,平成元年から3年まで東京国立博物館(とうきょうこくりつはくぶつかん)にて一般展示され,多くの人々を感嘆(かんたん)させました。 ※ふだんは見ることができません。 |