陽南小日誌

2023年2月の記事一覧

陽南地域学校園での小中一貫教育の取り組みの様子

 

今年度も陽南地域学校園では,小中一貫教育として5校で連携を図りながら,様々な取り組みを行いました。コロナ禍で,以前のように,直接的に関わり合って活動する機会は減ってしまいましたが,できる限り交流ができるよう工夫を凝らして取組を行いました。今回は,その一部を紹介します。

 

 【ひまわりプロジェクト】

5月に,昨年度,中学校で育てたひまわりから採れた種を各小学校に配っていただき,各校で大事に育てました。「地域全体でこれからも草花あふれる自然豊かな地域にしていこう」という願いを込めて,「ひまわりプロジェクト」と名付けられました。本校では,栽培委員,運営委員が中心となって職員室前に種を植え,夏にはたくさんの大きなひまわりの花を咲かせ,見る人の心を和ませたり,元気づけたりしました。そして,夏の終わりには,こんなにたくさんの種が採れました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ひまわりネット】

中学校の生徒会と小学校の運営委員等の代表児童が,オンラインでつながり,学校の様子を伝え合ったり,あいさつ運動について話し合ったりしました。今年度は,3回行われました。(陽南小は,都合が合わず,2回の参加となりました。)中学生も小学生も,初めはだいぶ緊張していましたが,回を重ねるごとに,オンラインでの話合いにも慣れてきて,笑顔が見られるようになってきました。『ひまわりネット』というネーミングも,この話合いの中で,各校から出た意見をもとに決定されたものです。各校のあいさつ運動の取組などについて知ることができ,お互いにいい刺激となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

【小中一貫あいさつ運動】

9月12日と12月5日には,陽南地域の5校全校がそれぞれの学校であいさつ運動を行いました。事前に「ひまわりネット」で,各校の現在のあいさつの状況や問題点,あいさつ運動で頑張りたいことなどを話し合った上であいさつ運動を実施したので,係の児童は,例年よりさらに気合が入っていたようでした。本校では,その日を含む1週間を「あいさつ週間」とし,運営委員と,各クラスの「あいさつ名人」に選ばれた児童が朝昇降口に立ち,登校してきた児童に大きな声であいさつをすることで,さわやかなあいさつのお手本を示しました。ポスターやうちわを作成し,あいさつ運動を盛り上げました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

【宮っ子チャレンジの受け入れ】

中学2年生が,1週間地域で社会体験学習を行う『宮っ子チャレンジウィーク』で,本校でも1名の生徒が,本校の児童と関わり合いながら,教師という職業についてや,小学校でのさまざまな仕事について学びました。学級に入って授業の補助をするだけでなく,図書室や保健室での仕事,学校事務や学校業務の仕事も体験し,多くのことを感じた1週間になったようでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【中学校乗り入れ授業】

中学校の先生が,各小学校に赴き,6年生を対象に授業を行っています。今回,本校には,小学校の教科にはない『技術』の先生が来校し,6年生の2クラスで1時間ずつ授業をしてくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【中学校訪問】

今年度,3年ぶりに中学校訪問が行われました。6年生が,自分が進学する中学校に赴き,授業の様子を見たり,中学校生活についての説明を聞いたり,部活動を見学したりしてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 【地域学校園おにぎりの日】

食育の一環として,学校園で日にちを合わせて実施しました。実施に向け,各校の給食委員が作成した「お弁当の日」のポスター5校分を1つにまとめ,各校に掲示することで,栄養バランスのとれた食事をとることの大切さや日頃食事を作ってくださる方への感謝の気持ちをもてるよう意識を高めました。また,陽南地域学校園では,「『宇都宮学』と連携を図った食文化に関する指導」として,宇都宮学を通して児童生徒が自分たちの住む宇都宮や地域の食文化に対する理解を深め,郷土への愛情を育むための取組を行っています。各校の取組をまとめたものをポスターにして掲示し,子供たちにも紹介しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【地域学校園お話給食】

毎年,学校園の食育部会で話し合い,テーマを決めて取り組んでいます。今年は,各校で「イギリス」をテーマにしたお話給食を実施しました。本校では,12月の学校給食週間に合わせ,『ピーターラビットのおはなし』にちなんだメニューとして「スコーン」「シェファーズパイ」と「スッコチブロス(麦と野菜のスープ)」が出され,子供たちは,給食を通してイギリスの食文化に触れることができました。また,この期間,図書館では,イギリスについて書かれた本や,イギリス出身の作家の本を展示しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【その他の取組】

陽南地域学校園では,この他にも子供たちの教育活動がより充実したものになるよう様々な形で 連携を図っています。その一例を紹介します。

春の健康診断では,各小学校で,陽南中学校より「オージオメーター」をお借りし聴力検査を行っています。今年も検査器具をお借りできたおかげで,短い時間でスムーズに検査をすることができました。

また,10月に行った就学時健康診断では,各学校の事務職員,養護教諭が互いの学校に出向き,健康診断の補助にあたりました。それぞれの学校の雰囲気や,新入生の様子を知ることもできるよい機会となりました。

学校図書館部会では,各校で出している図書だよりをお互いの学校でも掲示しており,各校の取組が分かるとともに,よりたくさんの本について知ることができるようになっています。南校舎3階の西側踊り場に掲示してありますので,来校の際はぜひご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【6年生】感謝の会 ~12年間の感謝の気持ちを伝えよう~

2/2(木) 小学校生活最後の授業参観がありました。

総合的な学習の時間を活用し,12年間お世話になった家族への感謝の気持ちを伝えるため,一人一人が思いを込めて会の準備を行いました。

~各クラスごとの第一部~

 

 

1人1分間のスピーチでは,幼い頃の写真とともに,お世話になったおうちの方に向けて感謝の言葉を述べました。

12年間で立派に成長した様子が伝わりました。

 

~学年での第二部~

 

「情熱大陸」の合奏。12月から練習に励み,本番では全員楽譜を見ず堂々と演奏することができました!

とてもかっこよかったです!

 

思い出のスライドショー。当時のエピソードも添えながら6年間を振り返ることができました。

 

学年代表挨拶では,これまで育ててくださった保護者の皆さまへの感謝の気持ちと,これからの抱負を述べました。

一人一人が心を込めて書いた手紙を渡しました。

 

 みんなで考え,企画した感謝の会。普段照れくさくてなかなか伝えられない感謝の気持ちを伝えることができて,子供たちもとてもうれしそうでした。