お知らせ

令和3年度 学校の様子

「奇跡の小学校の物語」映画上映会

地域協議会主催で、「奇跡の小学校の物語」の映画上映会を行いました。(写真には、ぼかし加工を入れたものがあります。)
「奇跡の小学校の物語」は、宇都宮市立城山西小学校を舞台にしたドキュメンタリー映画です。当校は、児童数が減少し、「5年以内に複式学級が解消されなければ統廃合」との宣告を受けます。「この学校はなくさない!」という地域と学校の強い思いが、やがて奇跡を起こします。

本校は、幸い統廃合という危機には直面していません。しかし、過去5年間で見ると、児童数は毎年十数名ずつ減少しており、入学者数も緩やかな減少傾向にあります。富屋地区の出生数も減少傾向が見られます。また、市内の他地区と比べても、高齢化率が高く、人口の流出も多いとの統計もあります。

上映の後、監督の安孫子亘氏、統廃合の危機を乗り越えた立役者の元城山西小学校長の手塚英男氏と地域の代表の方が、熱い思いを語ってくださいました。

この上映会では、本校の6年生の代表児童3名が、民話語りを行いました。児童が語ったのは、折しも富屋地区で語り継がれてきた民話でした。映画に登場した城山西小学校でも、同様の活動をしている児童の姿が描かれていました。本校も城山西小学校も、地域を愛する子どもを育てようとする思いは一緒です。地域とともにある学校をつくることは、地域の発展にもつながると思います。

田んぼの生き物調査

富屋西部地区ホタル愛護会主催の「田んぼの生き物調査」に、25名の児童が参加しました。(写真には、ぼかし加工を入れたものがあります。)
上流、中流、下流の3班に分かれて、田んぼや用水路にすむ生き物を調査します。

地区市民センターに戻って、それぞれの場所でとれた生き物の種類と数をまとめます。地元の方が出水(でみず)と呼ぶ最上流は、水がいちばんきれいなはずなのに、生き物の種類や数が少ないことがわかりました。まさに、「水清ければ魚棲まず」です。逆に、下流に行くと、生き物の種類や数は増えますが、アメリカザリガニやカラドジョウなどの外来種も見られるようになります。

子どもたちが捕まえた生き物を水槽に入れると、こんな感じです。サワガニ、ヌカエビ、アカハライモリ、ヤゴ、アブラハヤ……。絶滅危惧種のホトケドジョウもいました。

6年生が中心となって、班ごとのまとめをしました。この催しに何回か参加している児童もいて、手際よくまとめていきます。

最後に、班ごとに発表をしました。

豊かな自然環境にある富屋地区だからこそできる学習です。貴重な学習の場を提供してくださった富屋西部地区ホタル愛護会の皆様、ありがとうございました。

徳次郎智賀都神社夏祭り

3年に一度の「徳次郎智賀都神社夏祭り」が行われました。現存する六ヵ郷の「彫刻屋台」6台が、揃って神社に繰り込みます。

六ヵ郷を出発した屋台が、智賀都神社を目指します。提灯の明りとお囃子の音が、だんだんと近づいてきました。屋台は、いずれも江戸時代に建立されたもの(一番古いもので1808年)で、見事な彫刻が施されています。

6台の屋台が神社の境内に揃うと、お囃子がより一層高らかに響きわたります。

先人が守り伝えてきた貴重な遺産や文化財、伝統行事が息づく富屋地区に育つ本校の子どもたちは、本当に幸せだと感じました。

職員研修

夏休みに入り、午前中は個人懇談、午後は職員研修を行っています。今日は、2020年から、小学校で実施する「プログラミング教育」について、研修を行いました。

講師として、県総合教育センターの糀谷隆雄指導主事に来ていただきました。「プログラミング教育」のねらいは、①「プログラミング的思考」を育むこと②コンピュータのよさに気付き、主体的に活用する態度を育むこと③教科等の学びをより確実なものとすること の3つです。

演習として、「スクラッチで正多角形をかこう!」を体験しました。これは、5年生が、算数の時間に学習する内容です。パソコンの画面上で、いくつかの命令を組み合わせて、キャラクターに正多角形をかかせます。正多角形の性質を理解した上で命令を組み合わせないと、意図した図形がかけません。


来年度から本格始動する「プログラミング教育」に向けて、着実に準備を進めています。

全校朝会

夏休みを前に、全校朝会を実施しまいた。(写真には、ぼかし加工を入れたものがあります。)
はじめに、全校生で「パプリカ」を歌いました。ステージの上では、ダンスクラブの子どもたちが、クラブの時間に練習したダンスを、歌に合わせて踊ります。


歌を歌った後は、表彰を行いました。

表彰の後、校長からは夏休み前の振り返りについて、児童指導主任からは夏休みの生活について話をしました。本校の夏休みは、8月27日までの36日間です。子供たちが事件・事故に遭わず、元気に、有意義な夏休みを過ごしてくれることを祈っています。