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2018年11月の記事一覧

第2回校内授業研究会を実施しました

 11月29日(木)に,東京大学大学院教育学研究科教授 藤江康彦先生をお招きして,校内授業研究会を実施しました。今回は,小嶋教諭が1年2組で国語(事実と意見)の授業を行いました。いくつかの文章を,事実について書かれた文章と意見について書かれた文章に分けていく活動をグループで行い,事実と意見を文章表現から区別する方法について話し合いながら考察を深めていきました。生徒の意見発表の中には思わず教員も感心させられる内容もあり,非常に深い考察ができた生徒が多かった授業でした。

授業研究会では,本校の重点目標である「『対話』を通した主体的で深い学びの実現」が授業の中でどのように実践されていたかを検証した後,藤江先生からご指導をいただきました。最後に藤江先生から「教師は『教えること』の専門家ではなく,『学ぶこと』の専門家として熟達することが重要」と,子どもたちに教員が学び続ける姿を示すことが大切との言葉をいただきました。これからも全職員で子どもの深い学びにつながる授業研究に努めてまいります。


        【小嶋教諭による授業の様子】


       【グループでの話し合い活動の様子】


     【意見発表の様子 大変すばらしい発表でした!】


          【学校長による講評】


         【授業研究会の様子①】


          【授業研究会の様子②】


         【藤江先生による講評①】


          【藤江先生による講評②】


         【藤江先生からのアドバイス】

生徒会朝会(図書委員会)を行いました

 11月28日(水)の生徒会朝会は図書委員会によるビブリオバトルが行われました。ビブリオバトルとは発表者が,面白いと思った本を持ち寄り,順番に1人5分間で本を紹介します。それぞれの発表の後にディスカッションを2~3分行い,すべての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員で行い,最多票を集めたものを『チャンプ本』とする活動です。今回は図書委員と本校の髙倉教諭によるビブリオバトルが行われました。

まず図書委員が紹介した1冊目は宮沢賢治著『銀河鉄道の夜』でした。孤独な少年ジョバンニと友人のカムパネルラによる銀河の旅について書かれた名著です。

 次に図書委員が紹介した本は小林柱一著『大望遠鏡「すばる」誕生物語』です。この本はハワイのオアフ島にある巨大望遠鏡の「すばる」の誕生までの軌跡を描いた科学物語です。

 最後に髙倉教諭がサプライズゲストとして登場し,森見登美彦著『ペンギン・ハイウェイ』を紹介しました。この本は,ある日,町に大量に出現したペンギンの謎を小学4年生のアオヤマ君が探っていく中で様々な怪奇現象の関連性に気づいていく物語です。今年映画化されたことでも話題になりました。
 その後のディスカッションの時間には生徒による活発な質疑応答が行われました。

 どの発表も思わず図書館で本を手に取りたくなるような素晴らしい発表でした。読書は様々な知識を得たり,心を育てたりする上でとても大切な時間です。陽西中学校では朝の10分間を「読書の時間」にしています。ご家庭でも読書について話し合ってみてはいかがでしょうか。


          【発表の様子 ~1番目~】


        【発表の様子 ~1番目~】


       【発表の様子 ~2番目~】


        【発表の様子 ~2番目~】


         【発表の様子 ~3番目~】


         【発表の様子 ~3番目~】


              【質疑応答の様子】


            【投票の様子】


             【投票の様子】

地域協議会主催の奉仕活動をしました

 11月27日(火)の放課後に,陽西中学校魅力ある学校づくり地域協議会主催による奉仕活動が行われました。1,2年生の生徒会執行部,美化委員,ボランティア委員会の生徒が一の沢亀鶴荘自治会や地域協議会の皆様と一緒に,護国神社周辺と一の沢1号児童公園の2か所に分かれて落ち葉掃きを行いました。晴天ではありましたが,午後になるとぐっと気温が下がってきます。生徒は,寒さに負けず,一生懸命に作業を行いました。地域の大人の方たちと言葉を交わしながらの作業は,とても楽しくやりがいのある時間でもありました。地域の皆様,ご協力ありがとうございました。


       【開会式での地域協議会会長あいさつ】


          【公園の清掃活動①】


               【公園の清掃活動②】


             【護国神社付近の清掃活動①】


            【護国神社付近の清掃活動②】


         【閉会式での学校長の言葉】


           【集まった落ち葉】


               【おつかれさまでした!】

第2回お弁当の日を実施しました

 11月27日(), 今年度2回目のお弁当の日を実施しました。今回は一食分「完成版」のお弁当を自分の力で作ってくる日です。事前にお弁当作りのポイントやおかずの作り方,朝の調理時間を短くする工夫などについて映像を使って指導しました。
 朝早くからたくさんの準備が必要だったと思いますが,多くの生徒が工夫をしてお弁当を自力で作ってきていました。
 今回のお弁当を写真に残して,後日,できばえを競う給食委員会によるお弁当コンクールを実施します。どんな力作があるか楽しみです。




Willナビ講演会を実施しました

 11月26日(月)の5・6時間目に,第3回目の「Will ナビ講演会」を実施しました。「社会の第一線で活躍する人の生き方に触れ,自己の生き方を考えることを目的とし,「生徒たちに,『志』をもって未来社会をたくましく生きていって欲しい」という願いを込めた取組です。講演会の名称は,英語のWill(ウィル=意志・意欲)とnavigate(ナビゲート=航海する・操縦するという本来の意味から,道案内をすること,進路を決めることという意味を持つ)を合わせて名付けました。
 今回は,JAXA(宇宙航空研究開発機構)の有人宇宙技術部門宇宙飛行士・運用完成ユニット研究開発員の 中野 優理香 先生をお招きし,「夢をかなえよう 宇宙に込めた私の想い」と題した講演と生徒によるインタビューを行いました。
 中野先生は大学卒業後,JAXAに入社。2014年に国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」の運用管制を統括するフライトディレクタ(J-FLIGHT)の認定を史上最年少で取得し話題となりました。そして,2016年に日本人宇宙飛行士大西 卓哉 さんが宇宙に滞在した際のフライトディレクタとして地上から実験をサポートし,マウスミッション等の新しい実験をチーム全体で成功させました。また,今年の9月23日には,こうのとり7号機のフライトディレクタとして打ち上げの成功に貢献するなど,宇宙研究開発を支える第一人者です。様々な危険がともなう宇宙での仕事をサポートする立場に責任をもって取り組む先生の姿から,たくさんのことを学ぶことができました。講演の最後に,「人生で正しい決断は無く,自分で正しい決断だったと思えるように努力をすることが大切」と生徒への力強いメッセージをいただきました。そのためには「徹底的に調べて決断に自信をつける。」「決断理由を他人に説明できるようにする。」「決断をしたら腹を括る。」と目標に向かって努力するためのアドバイスもたくさんいただきました。

また,インタビューコーナーでは「なぜフライトディレクタになろうと思ったのですか」「初めて宇宙での活動をサポートした時の感想を聞かせてください。」「過去にあったハプニングで一番大変だったことは何ですか。」など,生徒ならではの質問もあり,有意義な講演会になりました。陽西中学校では今後もこのような「対話を通した深い学び」を実施していきたいと思います。この様子は同日,「とちぎテレビ」でも放映されました。

           【講師の 中野 優理香 先生】

            【講演の様子】

     【講演会の様子 力強いメッセージをいただきました!】

   【先生と生徒の対談の様子 大変すばらしいインタビューでした。】

              【生徒からの質問】

             【生徒代表のお礼の言葉】

    【中野先生,お忙しい中,貴重な講演をありがとうございました。】

          【とちぎテレビで紹介されました!】