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平松神社
宇都宮市平松本町353-2
宇都宮大学南に位置に,平松本町公民館敷地内にある。以前は田園地帯であったが,最近は宅地化が進んでいる。創建年は不明であるが,もとは稲荷神社と称されていたが,明治維新に際し平松神社と改称し,以後平松村の村社となった。
主祭神は倉稲魂命(うかのかたまりみこの)である。倉稲魂命は五穀・食物をつかさどる神,商業の神として信仰されている。例祭は一月一日,六月七日,十一月二十三日に行われている。
境内には拝殿・幣殿・本殿・十九夜様地蔵尊などの建物,鳥居・燈籠・狛犬・石祠十三基がある。その他,日支事変出征軍馬碑・日露戦争徴発馬四匹之霊・馬頭観世音・馬力神の碑がある。
猿山神社
宇都宮市下栗町216
下栗町にある本町公民館脇にあり,江川・東大川・谷田川の三河川の合流点付近に位置する。周辺は水田の広がる農村地帯である。
創建年は不明であるが,燈籠に刻まれた「嘉永六年癸丑正月吉日 綿屋老舟(わたやろうしゅう)」の文字から江戸時代後期にまで遡ることがわかる。
主祭神は大日孁貴命で,天照大御神の別名である。黄泉国から帰った伊邪那岐神が,禊祓を行った折に化生した神々の一柱で高天原の主神かつ,太陽神であるが,皇室の祖神として伊勢神宮の内宮に祀られている。農耕社会にあって極めて重要な太陽神が,天皇家の祖先神として位置づけられたものと考えられている。日本国民の大祖先神としても崇拝されている。一方,境内神社の三峰神社の祭神は伊邪那岐神・伊邪那美神である。両神は日本最初の夫婦神で,万物を産みなす神として知られているが,市内他地域と同様に埼玉県秩父にある三峰神社の祭神の分霊で,火災・盗難・疫病除けの神様として信仰されている。
例祭は,十一月二十三日に下栗本町の氏子さんたち(約八十戸)によって執り行われている。
境内には,拝殿・幣殿・本殿の建物のほか,末社(石造り)鳥居・手水舎・燈籠・狛犬などがある。
下栗神社
宇都宮市下栗町1944
下栗町にある下栗一丁目公民館北側にある。
周辺には水田・宅地が広がる。創建年は不明であるが,もと下栗村の鎮守として地元民の信仰を集めていた。
主祭神は大日孁貴命で,境内神社の祭神は素戔嗚命(八坂神社),倉稲魂神(稲荷神社)である。大日孁貴命は天照大御神(あまてらすおおみかみ)と同神で,皇室の祖先神,日本国民の大祖先神,太陽神として祀られている。素戔嗚命は疫病の神,倉稲魂神は五穀・食物をつかさどる神である。例祭は九月二十九日,十一月二十三日に行われている。
境内には拝殿・幣殿・本殿・手水舎・社務所などの建物,石橋・鳥居・燈籠・狛犬・石祠八基・庚申塔がある。その他,篠塚善次郎翁彰徳之碑・馬頭観音・青面金剛神の碑などがある。
下栗大塚古墳