簗瀬小NEWS

歯の王子さまをきれいにみがこう

6月20日(木),教育実習生が研究授業を行いました。本校卒業生で養護教諭を目指しています。授業は1年生の学級活動。6歳臼歯と呼ばれる「第一大臼歯」が生えるタイミングで,自分の身体に興味をもち,ブラッシングを学習していきます。今回は,紙芝居をきっかけにして,生え始めの歯の特徴や虫歯予防について学習しました。6歳臼歯は,奥歯で最初に生えてくる永久歯で,この歯が生えてくる事で乳歯の時よりも噛む力が強くなります。しっかり噛めるということは,身体にとってよい事ばかりです。また,最初に生える6歳臼歯の位置が目安となり,その後に生えてくる永久歯の位置が決まります。このように,歯並びや噛み合わせに影響する歯でもあることから,第一大臼歯は「歯の王様」とも呼ばれています。しかしながら,一番奥の乳歯の後ろに生えてくるため,乳歯とまちがえてしまったり,生えたことを知らずにいる場合が多かったり,また歯ブラシが届きにくかったりするため,虫歯になるリスクも高くなっています。ぜひ御家庭でも,あらめて歯の磨き方について話題にしてみてください。さて,実習生は誠実で素直な人柄で,どんどん新しいことを吸収しています。「やなぜの子の素直さ」は,地域の風土,学校の風土となっていることを実感しました。