お知らせ

2021年8月の記事一覧

夏休み明け

36日間の夏休みが終わり、子どもたちが元気に登校してきました。

新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないままの学校再開です。そこで、学校も今までの対策を徹底することに加え、いくつかの見直しをしました。休み明けのしばらくの期間は、家庭で行った朝の健康観察の結果を、職員の立会いのもと昇降口で回収するようにしました。また、昇降口に児童用の手指消毒液を置きました。

本校でいちばん人数が多い4年生は、2つの教室に分かれて給食を食べるようにしました。

配膳も2箇所、給食当番も2グループです。


来週からは、短縮日課で授業を行います。授業1コマを5分ずつ短くし、さらに業間や昼休みの外遊び、縦割り班清掃もやめ、異学年どうしの接触の機会を減らします。何とも窮屈な学校生活ですが、変異株が従来株に比べて子どもも感染しやすいと言われる以上、今までにも増して万全の対策を取っていきたいと思います。

田んぼのまわりの生き物調査

富屋西部ホタル愛護会主催の「田んぼのまわりの生き物調査」が行われました。

参加した児童16名が用水路の上流、中流、下流に分かれ、生息する生き物の調査をします。

用水路に水網を入れると、いろいろな生き物がとれます。

愛護会の方々が、用具の準備や児童の見守りをしてくださいました。

3つの班が、それぞれとれた生き物を学校に持ち帰り、生き物の種類や数を調べます。

同じ用水路でも、上流と中流、下流では、すんでいる生き物や数に違いがあります。


アメリカザリガニは、1、2班が調べた上流や中流にはいませんが、3班が調べた下流にはいます。これは、水温に理由があるそうです。

水槽の中は、さまざまな生き物でいっぱいになりました。この「田んぼのまわりの生き物調査」は、自然が豊かで、協力的な方々がいる富屋地区だからこそできる地域行事です。

8月になりました

8月になりました。以前、朝会で、昭和20年度の「学校日誌」について話をしたことがあります。富屋小学校が、「栃木県河内郡富屋村國民學校」だったころの日誌です。

その日誌の8月15日のページには、「4ヵ國宣言ニ日本同意 平和詔書発布 大東亜戦争終了」とあります。子どもたちに紹介した昭和20年の日誌は、終戦の年のものです。

さかのぼってみると、5月8日から8月13日までに計8回、「空襲警報」の文字が見られます。

7月12日には、「午后11時半ヨリ宇都宮市空襲ヲ受ケ 相当数ノ損害ヲ受ク」と、「宇都宮空襲」について書いてあります。13日には、ある先生の家屋が焼失したので、1時間目で授業を終わりにし、数名の先生が焼け跡の片づけに行ったことも書いてあります。

5月25日には、「開墾作業(菎麻増産ノ為 懸道両側土堤 初5以上)」とあり、初等科の5年生以上が開墾作業をしていたことが書かれています。「菎麻」とは、トウゴマの別名で、種からは「ひまし油」がとれます。「開墾作業」の文字は、ほかにも何回も見られ、小学生まで巻き込んだ、まさに総力戦だったことがうかがえます。子どもたちには、「コロナのために何かと不自由な生活を強いられているけれど、平和な時代に学校に通えることに感謝しましょう。」と話し、朝会を閉じました。