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2025年1月の記事一覧

校長先生による提案(示範)授業~6年生道徳科~

 先日6年生の学級で道徳の公開授業がありましたが,本日1月14日2時間目は同じ主題(「誠実とは」)で,同じ資料(「手品師」)を使って,別の切り口で前回とは違う学級で校長先生が授業を行い公開しました。

 まずは,校長先生が資料の全文を朗読しました。そして,校長先生は子供たちに,最初に資料に出てくる手品師の気持ちを考えさせるのではなく,「自分が手品師だったらどうするのか?」と問いました。そうすることで,この題材を自分事として考えさせました。もしも自分だったら,資料の中に出てくる男の子との約束を守るのか,二度とない大劇場に出演するのか,どちらを選択するのか・・・校長先生は,子供たちに今の気持ちを「心メーター」で表させました。「男の子」との約束を守るだろうという子,「大劇場」に出演するだろうという子,どちらとも言えず悩んでいる子にきれいに分かれました。

 この後,「誠実」とは何かについて考えさせましたが,子供たちは後半で資料に出てくる手品師の気持ちを考えていくことで,自分の生活場面にもこの題材に似たようなことがたくさんあることに気付きました。そして,誠実に生きることは「損」ではなく,いずれ自分に「徳(得)」として返ってくることに気付き,これからの自分の生き方について深く考えることができました。