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2013年12月の記事一覧

2学期前半が終了しました

明日から冬休みです! もういくつ寝るとお正月?

 平成25年,2013年も残り1週間となりました。白沢小学校にとって今年は,140歳を迎えた特別な年でした。子どもたちも生活に学習にがんばり,みんな元気に成長した年でした。皆様方にとって今年はどんな年でしたか?毎年,発表される今年の漢字。先日12日に京都清水寺で発表になりました。
今年の漢字は「輪」。ふうむ・・・ 日本中が輪になって喜んだ(2020年東京五輪誘致,富士山の世界遺産登録,サッカーワールドカップ日本代表出場決定,東北楽天イーグルスの本シリーズ初優勝など。
そしてTPPの輪に日本も入ることになるのか・・・ こんな感じで「輪」なのでしょうか。本校も地域の皆様方の輪に支えられて,また141年目を歩んでまいります。
 

 そして,今日で2学期前半が終了し,明日から来年1月7日(火)まで13日間の冬休みに入ります。
休みの前に体育館で朝会を行いました。子どもたちに今年はどんな年だったかを聞いたところ,一様に「いい年だった」とのことでした。 1年をふり返るというと,間違ったり失敗してしまったりというマイナスな面が注目されがちですが,反省は悪いことばかりでなく,良かったところにも目を向けることが大切
だと思います。こうすれば成功した,うまくいった,ほめられた,気持ちが良かったなど,過去の成功経験に加えて,スポーツ選手が行うイメージトレーニングのようにやり遂げる自分を強く想像するのは,
これからの自分を高めていくために必要です。そこに過去の失敗体験から将来の展望を立てることが加えることができればいいなあと思いました。
 1年の計は元旦に有りと言われます。来年のめあてを立てるために,今年のふりかえりをしましょうというお話しをしました。年末の一家団欒で鍋などを囲んだとき,そんなお話しをしてくださるとうれしい
です。
 

 下校の時間になりました。今日は集団下校の日です。生活委員の児童から下校時の注意の呼びかけの後,防犯ブザーの点検を行いました。

  
 防犯ブザーは子どもたちの身を守る有効なアイテムです。登下校時はもちろん,休み中に遊びに出かける時も持って行ってください。ポケットに入れるのではなく,首から下げるなど防犯ブザーを携帯しているということを,他人から見られることで防犯効果はあります。学校では毎週継続して指導しており
ますので,ご家庭でも子どもたちが意識化できるようご協力ください。
 

 
(※注意 首から下げる際には,紐で首が締まらないようなパーツがついてる紐をつけましょう。
                このような紐は,百円ショップ等で売っている名札などについています。)

  

 それでは,皆さん,さようなら。今日は先生方が途中まで同行指導します。
印象的だったのは,たくさんの子どもたちが帰り際に,「良いお年を」というあいさつをしてくれたことです。伝統的なごあいさつ,とてもうれしかったですよ。

 来年は1月8日(水)から学校が始まります。また元気な顔で登校してきてください。
 

 追伸:今日,給食の時間にサンタさんが来ました。

子どもたちの話ですと,どうも誰かに似ているとか・・・

租税教室が開催されました

税金って大切ですね

  私たちが安全で豊かな生活を送るためには,国,そして県や市などの地方公共団体の仕事が不可欠
です。私たちが納める税は,その業務を行うための財源として非常に重要です。このことを学ぶために
宇都宮税務署と宇都宮市税理士会が行っている租税教室を,今年も6年生を対象に,実施していただ
きました。

 
 税金ってなぜ必要なのでしょう。もし税金が無くなったらという仮定の世界を描いたアニメを見せて
いただきました。
 

 

 

 この仮定の世界では,警察,消防,役所の仕事は,利用者が料金を支払うことになっています。
なので,お金を直接払わないと,ゴミは収集してもらえない。道路や橋は修理してもらえない。警察や
救急・消防も料金制で,お金がない人は警察に犯罪捜査や救急車をお願いできない。そのうち自分
の土地を通る人に対して,勝手に通行量を徴取する個人が出てくる始末。
 子どもたちにも,税金の果たしている役割が,よく理解できたようです。
 

 そしてニュースでこんな話題がありました。
 「長崎県の国営諫早湾干拓事業で,開門調査を命じた福岡高裁の確定判決で原告だった漁業者側
の弁護団が,履行期限を過ぎても開門しない国に,1日当たり1億円の支払いを申し立てた。」
 では,1億円って,どのくらいの量があるのでしょう。
 

 おおっ~! どよめく6年生。教卓に積み上げられる1億円の札束!!
 夢のような光景ですが,実はコレ,模造紙幣でした。でも大きさ,重さは同じく作られています。

 
  では,早速,持たせていただきましょう。
  
 「一億円って重いんだね。
  足に落とさないように気を付けて。」
  「1千万円でこのくらい。100万円でこのくらい
   です。」


  おかげ様で,非常に分かりやすく税金の大切さを学ぶことができました。税金は,みんなで「助け合う」
という性格のものであり,だから税金は取られるのではなく,納めるものだということが分かりました。
 本日は,ありがとうございました。

ふれあい文化教室

今年は津軽三味線を体験しました

 宇都宮市の文化協会による学校向けの事業「ふれあい文化教室」が今年も白沢小学校に来てくださ
いました。今年は,田原を拠点にNHKや民放,そして全国の演奏会等で活躍されている,津軽三味線
の小山貢清世(おやま みつきよ)先生と社中の皆様に,5年生がお世話になりました。
 最初に津軽三味線の構造や音の特徴などを説明していただきました。

 
 
   

 さおの部分の木目は,柾目でなく横目なんですよ。へぇ~ 折れないの?

 

 
 そして有名な「津軽じょんがら節」の演奏です。あ,聞いたことあるとの声が。
津軽地方の,寒くきびしい冬の様子が伝わってきます。

 

 さあ,いよいよ体験をさせていただきます。3班に分かれて,ひとりひとり弾かせていただきました。
  
  

 意外に重くて「わいはぁ~」といった感じです(小山先生に津軽弁も教わりました)。さおは立てて弾き
ます。弾くというよりは,ばちを当てるといった感じでしょうか。いい音色ですね。日本の伝統文化を感じ
ます。
 

 あっと言う間の一時間でした。また機会がありましたら,先生方の演奏をじっくりと聞きたいと思いました。これからもテレビなどで演奏を聴く機会があると思いますので,気を付けて見ていましょう。地域に
有名な先生がいらっしゃることに,改めて誇りを感じました。
 

 小山先生,今日はお忙しいところ,誠にありがとうございました。
 また,よろしくお願いいたします。

盲導犬ふれあい教室

 総合的学習で4年生は,福祉の学習をしています。今日は体育館で盲導犬の体験学習をさせて
いただきました。この学習は,宇都宮市役所の障がい福祉課が,子どもの頃から障がいや障がい者
への理解を深め,福祉の心を育成するため実施している「盲導犬ふれあい教室」事業を活用させて
いただき,実際の体験には,公益財団法人 東日本盲導犬協会のご協力をいただきました。


 まず,指導員の堂岡先生から,盲導犬の基礎知識や「目が見えないということ」そして「そのための
生活の工夫」などについて説明がありました。探検バインダーにメモを取りながら,先生の話を真剣
に聞いていました。

  
 そしていよいよ体験歩行ですが,その前に,もう一人(頭)の先生を紹介いたします。盲導犬訓練犬のベム君です。現在一人(頭)前の盲導犬目指して訓練中だそうです。体験する前に,指導員の先生と
一緒に歩き方の実演をしてくれましたが,人とのコミュニケーションがしっかりとできていると思いまし
た。子どもたちは,アイマスクをして盲導犬と一緒に歩きます。事前に体育館には,パイプ椅子や
カラーコーンなどでコースを作っていただきました。
  
 さあ,アイマスクをして,ベム君に誘導していただきましょう。
 曲がり角はきちんと止まって,安全を確認しています。また障害物があるところはその幅を認識して,
避けて案内してくます。みんなから感嘆の声が上がります。「ベム君,すごい。」
  
 そして最後には,「ありがとう」の意味を込めて,頭をなでであげます。
  

 体に障がいがある人の目や耳,手足となって働くよう訓練された犬を「補助犬」といいます。補助犬
には,次のような種類があります。
 ・盲導犬 目に障がいのある人と一緒に歩き,道を安全に歩けるようサポートします。白または黄色
    のハーネスという胴輪をしています。
 ・介助犬 体に障がいのある人の手足となり,ドアを開閉するなど,日常生活をサポートします。
    外出時には介助犬と書いた胴輪をしています。
 ・聴導犬 耳に障がいがある人に,生活上必要な音を知らせて,行動をサポートします。外出時には
    聴導犬と書いた胴輪をしています。

 時々盲導犬などの補助犬が,世間の誤った知識や誤解によって,公共施設に入れなかったという話
を聞きます。しかし法律(身体障害者補助犬法)により,公共施設・公共交通機関・飲食店・商業施設
・病院等の不特定かつ多数の方が利用する施設・そして従業員50人以上の民間事業所(職場)では,
施設等に著しい損害が発生し,施設等の利用者が著しい損害を受けるおそれがあるのやむを得ない場合を除き,補助犬の同伴を拒むことはできません。
              【この内容は政府広報オンラインから引用しました。詳しくはここをクリックしてください】

 盲導犬は日本全国で1000頭あまりいるそうです。そのうち栃木県では10頭が働いています。
日本には「身体障害者手帳(視覚障害)」を交付された人が32万人いらっしゃることを考えると,まだ
まだ少ない数字です。困っているすべての方々に広く普及していくためには,行政や諸団体による
人的,財政的,制度的支援や整備の他,私たちが正しい知識と,それに基づいた社会全体の理解と
醸成が必要であることを感じました。

 
 今日の校長室のお客様。
 公益財団法人 東日本盲導犬協会の指導員,堂岡先生とベム君です。
 本日は大変お世話になり,ありがとうございました。