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Ⅰ 学校教育目標
1 基本目標
「人間尊重の精神」を基盤に,激しい変化が予想される21世紀社会の担い手として,「心身共に健康で,主体的に考え表現でき,粘り強くがんばりぬき,自らの向上とよりよい社会の発展を目指し,たくましく生きる人間」の育成を図る。
2 具体目標(目指す児童像)
・進んで学びよく考える子ども (主体性,思考・判断・表現)
・思いやりがあり心豊かな子ども (生命尊重,豊かな心情)
・元気でがんばる子ども (心身の健康,たくましさ)
児童の合言葉 かしこく なかよく たくましく
3 目指す学校像
活気のある 学び合う 保護者・地域と共に歩む
4 目指す教職員像
教育愛のある 子供と共に歩む 互いに高め合う
Ⅱ 学校経営の理念及び方針
1 学校経営の理念 「共に学び合う学校」
学校は共に学ぶ場である。これからの時代には,他者と適切に
かかわったり,チームを組んで協働で仕事をしたりすることなど
がますます重要となり,自分から進んで他者と関わり,異なる考
えから新たな発想を生み出すような創造的な学びが求められてい
る。そのためには,安全な学校生活が送れるように整備された,
ゆとりと潤いのある環境のもとで,児童が学び合い,高め合うこ
とができるようにしたい。その結果,児童一人一人の中に自己実
現の喜びや自己肯定感などが育まれ,児童の笑顔をみることがで
きると期待する。また,児童だけが共に学び合うだけでなく,そ
の成長を支える教職員も保護者も共に学び育ち合う場としての学
校でありたい。共に学び合い,成長していく場としての学校づく
りが重要である。
この基本理念を達成するためには,教職員一人一人が教育公務員
としての高い使命感のもと,組織の一員としての自覚をもち,互い
に切磋琢磨し,学校教育目標の達成に向けて一致協力して諸活動に
取り組む姿勢が望まれる。また,積極的な情報発信に基づく深い共
通理解のもと,保護者や地域との連携を一層推進し,地域に根ざし
た特色ある教育活動を展開することが求められる。さらには,本市
「小中一貫教育」の基本理念を踏まえて,地域学校園間での連携を
中核とした異校種間交流の推進も重要である。
学校経営の理念「共に学び合う学校づくり」を軸とし,次項目の
ような経営方針を設定し,それらを具体化するために「確かな学力
の向上」,「豊かな心の育成」,「健やかな体の育成」,「好まし
い生活態度の涵養」「保護者・地域との連携」「教職員の資質・能
力の向上」に取り組み,施設の安全管理・予算の適切な運用に基づ
きながら教育目標の具現化を目指すことにする。
2 学校経営の方針
学校運営の円滑な推進に向け,学校,学年,学級の各経営に一貫
性をもたせる。また,目指す子ども像の実現のために,全教職員の
参加のもと,創意工夫した教育課程を編成するとともに,それらを
適切に実施することをとおして教育目標の具現化に努め,特色ある
学校経営を推進する。
(1) 児童及び地域の実態を踏まえ,知・徳・体の調和を図りなが
ら,社会に開かれた教育課程を編成して資質・能力を育み,教
育目標の実現に努める。
(2) 教職員の共通理解のもと,児童がよさや自主性を発揮したり
協働したりできる学校づくりに努める。
(3) 職員が日々の研究と修養に努めることを推進するとともに,
同僚性と自律性を基盤にした職場づくりに努める。
(4) 地域学校園内の小中学校及び地域との連携を深め,義務教育
9年間を見とおした系統的・継続的な指導の充実に努める。
(5) 地域とともにある学校づくりを推進し,家庭・地域・関係機
関との連携協力体制の強化に努める。
(6) 学校教育目標達成のために,校内業務の適正化(明確化や簡
略化等)を図り,教職員の健康安全を大切にし,指導の質的向上
に配慮しつつ持続可能な学校体制づくりに努める。
3 学校経営方針の具体化
(1) 確かな学力の向上:学びの基盤づくり,学び合う授業づく
り,特別支援教育の充実
(2) 豊かな心の育成:基本的な生活習慣の定着,心を育てる教
育活動の充実,教育相談の充実,縦割り班活動
(3) 健やかな体の育成:体力向上の推進,健康を管理する能力の育
成,食育の充実,学校安全の確保
(4) 好ましい生活態度の涵養: 好ましい生活づくり
(5) 保護者・地域との連携:家庭・地域と連携した指導,地域
から学ぶ学校
(6) 教職員の資質・能力の向上:自己改革する教職員,互いに
学び合う教職員
豊郷地域学校園での取組
(1) 確かな学力の向上
① 学びの基盤づくり
※ア 授業のねらいを明確にし,それを実現するための対話
的な手立てを工夫したり,振り返り活動を適宜設けたり
することなどで,資質・能力の育成に努める。
※イ 基本的な学習習慣や学習規律の確立を図る。
ウ 児童の学習状況に応じて繰り返し学習を行ったり,少
人数や習熟度別学習による個に応じた指導を充実させた
りする。
エ 児童の学びの状況を明らかにするために,明確な目標
に基づいて適切な評価規準を設定するとともに,評価の
方法を明らかにして,観点別評価の妥当性・信頼性を高
め,指導と評価の一体化を図る。
オ 授業におけるICTの活用を積極的に推進するととも
に,タブレット端末等を活用した授業づくりを推進す
る。
※カ 新聞記事を読んで考えたことを意見にまとめるなどの
活動を取り入れ,読解力や情報活用能力等の育成を図
る。(NIE)
※キ 全国学力・学習状況調査,とちぎっ子学習状況調査,
学習内容定着度調査・学習と生活についてのアンケート
などの各種調査の結果を生かした指導の改善をとおして,
学力向上に努める。
② 学び合う授業づくり
ア 共に学び合うことの意味を指導するとともに,主体
的,自発的な学習を促しながらも共創によってよりよ
い考えや発見に至る経験を振り返り,学びに向かう集
団づくりを推進する。
※イ 個人で思考・判断・表現する活動を充実させるとと
もに,個人の学びを集団で練り上げる学び合いの場面
では,比較・関係付け・分類・統合などの視点を大切
にし,対話的で深い学びへと導くようにする。
ウ 学び合い,高め合う集団づくりのため,ねらいに応
じてペア学習やグループ学習を効果的に位置付ける。
③ 特別支援教育の充実
ア 特別支援学級においては,児童一人一人の発達の段
階等に応じた教育課程を編成し,指導内容,指導方法
の改善・充実を図る。
イ 交流学級担任と特別支援学級担任の連携を密にし,
対象となる児童の指導・支援に関する共通理解の充実
を図る。
※ウ 校内支援委員会を中心として,全校的な支援体制を確立させるとともに,保護者や地域,関係機関と連携した個別の支援体制の充実を図る。
エ 通常の学級における児童一人一人の特別な教育的ニーズを的確に把握し,必要に応じて合理的配慮を提供したり個別の指導計画を作成したりするなど,個に応じた指導に努める。
オ かがやきルームでの指導をとおして,個別や小集団で学ぶ
機会を保障する。
カ 特別支援教育について,職員の専門性を高める。