日記・出来事

お知らせ

第1学年 いのちの授業


第1学年生徒と参加を希望された保護者の皆様を対象に,命の授業が行われました。
昭和大学医学部から高宮有介教授をお招きし,ご講演をいただきました。
高宮教授は,終末医療・緩和ケアのご専門です。
「死から生といのちをかんがえる」をテーマにお話をしてくださいました。




 ~ 生徒の感想 ~

有介先生の話を聞いて、私は命の大切さ、そして世の中には生きたくても生きられない悲しさを痛感しました。とても印象に残っている事が2つあって、1つは生まれつき手足のない女性のお話です。両手足あるのがとても恵まれていることなんだと思いました。もう1つは、赤ちゃんは親を選んで生まれるというお話です。その話を聞いて、私も私を産んでくれた両親を選んで生まれてきたのかなぁと思い、そして元気に生きられる今がとても奇跡なんだなぁと感じ、感謝したいです。

・病院の患者さんは、みんな夢や希望を持っているんだなと思いました。決してかなわないことを分かっているはずなのにすごいと思いました。悲しい、つらい気持ちを持っている人には、夢や希望をかなえてあげたり、はげましてあげることが大切なことを知りました。

世界にはこんなにたくさんつらい思いをしながらも頑張っている人がいることを知りました。この授業を通して、命、夢、希望、仲間の支えなどの大切さを知りました。また、私自身もいつどこで失うか分からない命を死ぬまで大事にして、生きていこうと思いました。今日学んだたくさんのことをこれからもたくさん活かしていきたいです。高宮先生の話を聞けて良かったです。


高宮先生の話を聞いて、私たちがいつも当たり前だと思っていることは、当たり前じゃないんだなと思いました。生まれてくるとき、ちゃんと手足もあって病気をしていなかったのも当たり前じゃないし、考えてみるといろいろなことが当たり前じゃないんだと気付きました。末期がんの患者の人はもう1年、半年とか数か月など限られた時間で一生懸命生きていてすごいと思います。私の命にも限りがあって、それは明日かどうかもわからないけれど、後悔はしないように精一杯がんばりたいです。

・今、私達が生きているということは普通と思っていても、世の中には生きるのが精一杯で延命してつらい思いをして生きている人もいて、私はそう考えてみると「恵まれているんだ」と思いました。また、手足のないチアリーダーの佐野有美さんは、小さい頃から足の指3本でなんでもできるようになるようにがんばっていて、自分だったらこんなに元気に明るく生きることができるのかなと思って、佐野さんのような人はとっても強い心を持っていてすごいと思いました。そして、このいのちの授業で自分は何のために生まれてきたのか、何をしたいのかを考え、生きたくても生きることができない人、やりたいことがあってもできない人がいる中で、私達はなんでもやりたいことをやりたいときにやることができるので、これから自分は、今日できる限りのことをして、悔いのない1日1日を過ごしていきたいと思いました。

私は、まだ小さい頃におじいちゃんをガンで亡くしました。おじいちゃんは肝臓ガンで最後はホスピスに入っていました。私は、その時を思い出し、何をしてあげられたかなと考える時がありました。そして、何もしてあげられなかったなと思ってしまいます。でも、今日の有介先生の話を聞いて、そばにいるだけで、支えになるということを知り、私も少しでも支えになれたかなと思えるようになりました。また、改めて死について考える良い機会になりました。ありがとうございました。

今日の話を聞いて、自分が生まれてきた事の大切さが伝わってきました。「死」という事がどれだけ辛いことなのか、自分の親、家族、友達、一人が居ないことでどれだけみんなが悲しむのかが分かりました。私は、怒った時や悲しい時や辛い時に“消えたい”と思ったりした事があるし、たぶんこれからも思うと思います。でもその時は、今日の話を思い出したり、動画を見たり、自分の大切な人などと話をしたりしようと思います。私には夢があります。その夢を叶えるために、これから1日1日を大切にして、家族や友達など大切な人と一緒にいる時間を大切にして生きていきたいです。そして、夢が叶ったら、そこでの新たな出会いも大切にしたいです。


・高宮先生のお話を聞いて、命の大切さ、尊さが改めて分かりました。普段、「生」や「死」ということを全く考えることがありませんでした。ですが、今日の授業で「生」や「死」についてたくさん学び考えることができたと思います。今は一瞬しかないので1日1日を大切に生きようと思います。また、自分を産んでくれた母への感謝の気持ちを忘れずにたった1つの「いのち」を大切にしたいです。

・今日、命の授業を聞いて、疑問に思ったことは、命は誰が授けたのだろうか、命とは何のためにあるのか。でも、命は欲しくても欲しくてももらえない人がたくさんいると思います。ぼくは、お母さんとお父さんから、命を頂けてすごく感謝をしています。今日の時間、そしていままでの時間生きていられるのは、神様が見守ってくださっているおかげだと僕は感じました。

・私は、「手足のないチアリーダー」がすごく心に残りました。生まれたときから、手も足もない、あるのは小さな左足の3本の指だけ。どうやって生きてきたんだろう。どうして生きられたんだろう。私には、左足だけで生きていける自信はないし、はっきり言えば、何度も死にたいと思っていると思う。だけど、あの人は自分がどんな体であっても、生きようとしていた。そこまでの生きる希望はどこからくるのか、わかりませんでした。チアと出会って変われたことは、すごいと思います。自分もあれだけ必死になれるものを探したいです。