12月10日(日)に陽東地域コミュニティーセンターで行われた、陽東地区「HUGシミュレーション」に本校の生徒会の生徒が参加しました。
このイベントは、防災訓練の一環として、陽東地区防災会の企画で行われました。大規模災害など緊急事態発生時に、地域住民が学校に避難してきた場合、迅速に避難所運営の任務を遂行するためのシミュレーションをすることで、防災意識を高めるとともに、避難者の初期支援に対処できるようになることが目的です。
生徒の中には、昨年の「HUGシミュレーション」に参加した者もおり、避難所(Hinanzyo)運営(Unei)ゲーム(Game):HUGについて理解を深めました。そして、災害時に中学生でも何かできることはないだろうかと考え、この企画に積極的に参加しました。
【生徒会の有志で参加しました。】 【防災士の方の説明を聞いています。】
まずHUGの説明を受け、実際にゲームを体験しました。このゲームは、さまざまな年齢・性別・国籍・立場の違う避難者カードを、被災後の避難所に見立てた平面図に配置していくゲームです。小さい子どものいる家族や、病気の老人がいる家族、さらには外国籍の方、バス旅行中に被災した方々など、本当にさまざまな被災者が避難所にやってきます。
避難所で起こるさまざまな出来事として、避難者の把握、トイレの問題、食糧の問題、ペットをどうするか、メディアの取材への対応、内閣総理大臣の被災地訪問への対応などなど、いろいろな出来事に対応していかなければなりません。そうしたことをシミュレーションし、避難所で必要なことをあらかじめ備えておこうというのがこのゲームの目的です。
【真剣な表情です!】 【どこに配置しような・・・?】
【ここがいいんじゃない!?】 【だんだん分かってきました。】
【余震が発生しました!】 【こんなにたくさん!】 生徒たちは初めのうちなかなか進められませんでしたが、慣れてくると、どこに誰を誘導するかや、さまざまな出来事への対応がスピードアップしていきました。
※以下はHUGを体験した感想です。
関係者の皆さん、大変お世話になりました。ありがとうございました。
「次から次へとやってくる避難者へ適切な対応をしていくことが難しかった。」
「様々な要求に対して、的確に決定する判断力と決断力が必要だと思った。」
「もしものときには、自分にもできることを考えて行動したいと思った。地域の若い力として、被災者として避難するばかりでなく、役に立てるようにしたい。」