地域協議会

2016年7月の記事一覧

【地域】7/17 獅子舞大集合(逆面)


  獅子舞保存会7団体のトリを務めるのは、「逆面獅子舞愛好会」です。総勢15名が舞台に立ちました。
 室町時代初期の元中年間(1384-92)にチフスが流行した際、逆面の地で獅子を舞い、お払いをしたことに始まると伝えられています。
   江戸時代、逆面は宇都宮二荒山神社の御神領で、二荒山神社の遷宮や建立の時や地祭りには、神社に出向き地固めの舞を奉納した由緒ある舞です。
  獅子が弓をくぐる瞬間です。
  発表団体の中で、かしらを最も激しく振り回しながら舞っている印象を受けました。
 相当の運動量で、かしらの中は酸素不足と暑さで、意識が朦朧(もうろう)となるそうです。
  火男夫婦の道行きの道中、火男がおかめを連れて舞台に登場です。
   「おかめ狂言」は、逆面獅子舞独自の舞です。余興の舞で、おかめと一番獅子が鈴と扇子で踊る中、ヒョットコは獅子を捕まえようとして、ひもでワナを作ったりする滑稽なものです。
  花吹
(使った花は各々に分けて、1年の厄除けにします)
  初めての獅子舞上演会は大成功を収めました。
 この夏、それぞれ地元の鎮守社などで舞が奉納されます。
今後の逆面獅子舞愛好会の活動予定
◆8月7日(日)宮まつりオリオンスクエア15:00 逆面獅子舞愛好会子ども獅子舞 
  本校の逆面地区の子どもたちが全員参加します。ぜひ、お立ち寄りください。
◆8月15日(月)白山神社12:00 逆面獅子舞奉納

【地域】7/17 獅子舞大集合(逆面以外の団体)

  オープニングセレモニー

 日光市川俣の「川俣民族芸能保存会」のみなさん
 獅子歌を声高らかに歌うのが特徴の一つです。
  飯山獅子舞保存会

 
  横倉獅子舞保存会

「神楽舞」や新盆の霊を慰める弔意の獅子などが独自のものです。
 境内で獅子舞を行うに当たって、その場を清める意味合いの「棒術」を行うのが県内の獅子舞の特徴です。
  天下一関白流西組獅子舞保存会
  天下一関白流西組獅子舞保存会

 「弓くぐりの舞」は、獅子舞の中では一般的な舞で、二番獅子が弓をくぐろうと、工夫を重ねて弓をくぐり抜けあう姿を表す神事舞です。
  天下一関白獅子舞保存会

 関白流獅子舞の元祖であり、現存する県内の獅子舞では最も古いものです。
 天下一関白獅子舞保存会

 「鬼退治の舞」
  新里宗門獅子舞保存会

 我が国古来の楽器である「ササラ」を使いながら獅子歌を歌うのが特徴です。
  新里宗門獅子舞保存会

今回の団体の中では唯一文挟流を名乗っています。
  関堀獅子舞保存会

 「剣の舞」は関堀独自の演目です。太夫獅子が口にくわえた真剣で、突き立てられた竹を一気に切り落とすものです。
 なお、この竹は細かく切り分けられ、お守りとして配られます。
 今回の集いは、関白獅子舞をはじめ、各地の獅子舞を一堂に会して上演会を実施することにより、多くの人々に獅子舞に対する理解を深め獅子舞の保存伝承に対する支援を呼びかけるとともに、上演会を機に各獅子舞自体の活性化を図ろうと開かれたものです。
 獅子舞は大陸から伝わったものですが、一人が一匹の獅子を演じ、雄二匹、雌一匹の計三匹で構成される三匹獅子舞は日本で独自に発達したものです。三匹獅子舞は、獅子舞の威力で嵐除けや疫病退散等を願ったものですが、一方で、若者たちを鍛錬する意味合いも持っていました。
 もともとは行列を作り、集落内をまわり、各家々で舞ったものですが、近年は村回りをする獅子舞が少なくなり、集落の鎮守社で舞う場合が多く、8月15日前後に舞を奉納しています。
 (当日配付された「関白流獅子舞大集合上演会プログラム」を参考に、解説を加えました。)