今日の東っ子

◆6月23日(金)校内研究授業②3年生・算数

 小学校に入学してから,算数の学習において1年生でたし算・引き算を学び,2年生でかけ算を学んだ3年生が,初めて割り算を学習するには,どんな場面でどのような活動を通して,割り算の意味や概念を獲得するのがよいのか,また協働的な学びとはどんな学びをいうのか等の提案授業が行われました。
 
 「3人のお友達が来るので,クッキーを準備しました。1つは,3個入り,もう一つは5個入り,最後は4個入り…」と先生が話をすると,子どもたちは身を乗り出して,「けんかになっちゃうよ。」,「不公平だ。」「同じ数にしなくちゃだめだよ。」等,主体的に問題場面に働き始めました。
 
 そこで,問題を「クッキーが12こあります。1ふくろに□こずつ入れます。…」を提示し,課題を「□の中に自分の好きな数を入れて,12このクッキーをふくろに入れる場面を図に表そう。」を設定しました。
 
 □の中には,1~12の数字が入ることを確認した後,子どもたちは自分が選んだ数字で,12個のクッキーを袋に入れる場面図をかき始めました。
 
 
 その後,同じ数ずつ袋に入れた(入れたい)子どもたちがグループになり,ホワイトボードに図をかき,黒板に掲示して,話し合いました。
 
 
 
 子どもたちは,「余らないものと余りがあるものがある」,「仲間わけができる」「袋の中の数×できた袋=12」になっているなど,気が付きました。そこで,余らない場合は,12÷1=12,12÷2=6,12÷3=4,12÷6=2,12÷12=1と表し,割り算ということを指導し,最初の問題文の隠れていた文をみんなで確認して,授業を終えました。