学校日誌(日々更新中)

【日誌】10/18 5年 様々な方法で「脱穀」を体験しました

今日はいよいよ脱穀です。
いつもお世話になっている藤井さん、赤羽さん、中澤さんご夫婦、藤田さんのご指導をいただきながら、昔のいろいろな方法で、脱穀を体験しました。
 
①こきばし (今回は割り箸) 稲を挟みながら、稲を引いて脱穀。少量しか処理できません。
 
②木づち(ちちんぼなど俗称多数) 稲を木づちで打って脱穀。力が必要です。
 
③千歯こき (江戸時代の発明で、こきばしがたくさんついているくし型) 稲束を千歯に刺して引くと、ぼろぼろと取れました。処理能力はこきばしの10倍以上です。
 
④からさお (からさ、くるり、くるり棒) 木や竹の棹先に取りつけた棒や板を回転させて、稲を打って脱穀するのですが、コツをつかむのに苦労しました。木づちのバージョンアップ版です。
 
⑤足踏み式脱穀機 (明治時代に発明) 足で踏み板を上下させると,針金がついたドラムが回転します。そこへ稲をのせると、みるみる脱穀できました。千歯こきの5倍でしょうか。10倍かもしれません。
 
★こうやって、道具を工夫し、農作業や生活を便利にしてきた先人たちって、スゴイ!
最後に、わらを編んで「わらなわ」を作りました。もみ殻も使い道があると聞いて、お米だけでなくすべてをリサイクルする稲作文化に感心しました。