日誌

ヒロシマと平和への思い(6年生)

6年生の社会科の学習で、市の「被爆体験伝承者事業」を利用した出前授業が行われ、78年前の原子爆弾投下時の貴重な体験についてのお話を聞きました。

「広島平和文化センター」の土橋さん。広島県から来てくださいました。

被爆者の多くが高齢化し被爆体験を伝えることが難しくなっているため、広島市では体験を受け継ぎ広める伝承者の養成研修を行っています。土橋さんも伝承者の一人です。

土橋さんのご家族も直接被爆、入市被爆をされたそうです。

伝承している池田さんの体験と、ご家族のされた体験について、写真や体験者の描いた絵を見せながら、お話してくださいました。

 

土橋さんと一緒に、被爆当時、小学生だった子供たちが書いた詩を朗読しました。

 

78年前に、土橋さんのお祖母様が着物をほどいて縫ってくれた防空頭巾。

お祖母様が亡くなったあと、タンスの奥にきれいに保管してあったのが見つかったそうです。

みんな、最後まで真剣な眼差しで聞き入っていました。

 

 授業後の子供たちの感想をいくつかご紹介します。

土橋さんの「一人一人の歩みが平和な世界をつくる」という言葉が印象的でした。

子供たちにとって、教科書やテレビの中でない生の戦争を感じ、平和の大切さを深く考える授業となりました。