日誌

(7/11)夏の「宮っ子ランチ」

 「宮っ子ランチ」は,宇都宮にゆかりのある料理や特産品を使った献立です。宇都宮の食文化や農業について知ってもらい、宇都宮をもっと好きになってもらうことを目的としています。

 今日の給食は,名付けて「平和を願って大いちょう献立(十六穀ご飯・牛乳・揚げ餃子・からし和え・大いちょう汁」です。餃子は宮っ子ランチ特製のもので,宇都宮産のニラと,栃木県産のかんぴょうや豚肉が入っています。「大いちょう汁」には,いちょう切りの人参・大根を入れ,いちょうの形をした特製かまぼこが入っています。この献立は、戦後、人々がたくましく生き抜いてきたことに誇りをもち、自分も頑張ろうという意欲をもたせるという意味が込められています。

 昭和20年7月12日深夜に,B-29による宇都宮空襲がありました。宇都宮は一面焼け野原になってしまいましたが,人々の力で復興し,現在のような立派な市になりました。大いちょうは、宇都宮市役所の近くにある高さ33メートルのいちょうの木です。樹齢は400年を超えるとされ、空襲で黒く焼けてしまいましたが、新芽を吹いて再生したのだそうです。今では、宇都宮市のシンボルとして、多くの人々に親しまれています。

 給食の時間の放送では,そのことについてもお話がありました。子供たちが平和について考え、宇都宮を愛してほしいと願っています。