学校日記

花壇にチョウ舞う

南校舎前の陽当たりのいい花壇に,模様の異なる2匹のチョウがひらひらと舞っては,マリーゴールドの花の蜜を吸っています。このチョウ,模様は異なりますが実は同じ種類。オスとメスの模様が違うのです。名前は「ツマグロヒョウモン」。元々は南方系のチョウで,日本では西日本までが生息域でしたので,数年前まで,このあたりではあまり見かけることはなかったのですが,幼虫がスミレ科の葉を餌にすることから,スミレの苗に付いたまま運ばれたり,地球温暖化の影響を受けたりして,生息域を北(東)に広げ,繁殖してきていると言われています。1年に何回も羽化し,冬越しする幼虫もいるようです。チョウの中では,比較的ゆったりヒラヒラと飛び,じっと蜜を吸い続けるので,見事に素手で捕まえた児童もいました(そのあとは逃がしてあげましたよ)。
     ▼左がオス,右がメス