学校日記

早くも落ち葉掃きの季節到来 & 小さなお客さん現る

 桜の落ち葉が急に目立って増えてきました。毎朝,結構な量の葉が落ちていて,掃き掃除が必要な状況です。昨年よりも大分早いように思います。


 そんな中,昨日の午後から,毛虫が地面を這う姿が,図工室前の桜の木の下で見られるようになり,時おり外に出ては1匹ずつ捕まえています(現状では獲りきれるくらいの数ですので)。この毛虫,一般に「桜毛虫」と呼ばれている「モンクロシャチホコ」というガの終齢幼虫,つまり最後の脱皮を終えてサナギになる前の幼虫です。樹上で葉を食べて成長し,その後地上に下りて土に潜り,サナギ(繭)になって越冬し,その後,羽化するのだそうです。その場所を探しにさまよっているわけです。サクラにとっては有害ですが,人には無害の幼虫なので,誤って皮膚に触れても問題はありません。と,こんな説明をしながら,子供たちに「こっちこっち」と教えられるままに毛虫を捕まえていると,昨日はキャーキャー奇声をあげて気味悪がっていた低学年の子たちも,今日は少し見方が変わったようで,「大丈夫だよ」と仲間に教える子や,「毛虫ちゃんかわいい」「さわってもいい?」などという子も(触らせはしませんでしたが・・)。ちょっとした理科のお勉強です。とは言え,週明けに薬剤散布を予定していますのでご安心を。
▼体長は5~6cmほど(若齢幼虫はこれより小さく赤黒色で,葉に群がります。)

▼「あっ,いたいた。ほら,この下に・・」