地域の概要
   本校学区は宇都宮市の南部に位置し,野球のホームベースのような形をしており通学距離は遠いところでも1.5kmほどである。かつては雑木林と原野であったが,市の都市計画により住宅地として開発され,市の中心部や他都市からの人口の移入が始まり,新興住宅地域として急速に発展し,現在に至っている。当時本地域に住宅を造り,学校開設時に力を寄せた世代が高齢となり高齢者世帯が多い。地区内に開発された住宅地に建つ一戸建て住宅が多いが,県営住宅,市営住宅,自衛隊官舎とうの集合住宅も点在している。最近ではマンションも増えており多くの児童が通学している。

   学区を3分割するように西から栃木街道,東武鉄道宇都宮線,緑が丘通りが南北に走っている。また,市の中心部とを結ぶバス路線は運行回数も多く,交通の便利な地域である。朝夕は通勤等の車の往来が多いが,地域全体は閑静な住宅地として落ち着いた雰囲気を醸し出している。

   地域住民や保護者は,「自分たちが作り上げた学校」という意識を持ち,学校教育に関心が高く,児童の教育や安全の確保に協力的である。現在,地域とPTAが一緒になって児童の安全を守るためのボランティア活動が行われている。また,PTAも,保護者の実態を踏まえた課題や,より多くの参加による活動を模索しつつ,独自の活動を展開している。