学校日記

「お赤飯の日」「和食の日」に因んだ献立

【今日の献立】赤飯、牛乳、ヤシオマスのたまり漬け、ごまあえ、どさんこじる 

 

【学校栄養士による給食の時間の学校放送をご紹介します】

 昨日,11月23日はお赤飯の日でしたので,今日はお赤飯の給食です。

 毎年11月23日に,全国の神社において新嘗祭(にいなめさい)というお祭りが行われます。「新」は新穀(初穂),「嘗」は御馳走を意味し,天照大御神(あまてらすおおみかみ)をはじめすべての神様に,その年に収穫された赤飯の起源といわれる赤米などの五穀をお供えして,神様の恵みによって新しい穀物を収穫することが出来ましたと感謝するお祭りです。五穀豊穣を祈願した2月17日の祈年祭(きねんさい)と相対するお祭りで,この日は,天皇陛下が感謝をこめてその年に収穫された新米などの穀物を神様に供え,また自らも食べることでその年の収穫に感謝する行事が行われます。

 新嘗祭は平安時代から行われている行事だそうで,「古事記」にも天照大御神が新嘗祭を行ったことが記されています。今は新嘗祭から勤労感謝の日へと呼び名は変わっていますが,「収穫を祝い感謝する」という本来の意味は変わってはいません。

 この行事に合わせて,「おめでたい日にお赤飯を食べる」という日本の食文化を,子どもたちへ伝えていきたいという想いを込めて,11月23日がお赤飯の日として制定されました。 

また,今日11月24日は和食の日です。日本には海・山・里と豊かな自然に恵まれ,多様で新鮮な旬の食材と,米飯を中心とした一汁三菜で組み合わせられた栄養バランスに優れた健康的な食事,季節に合わせた行事食や地域の文化に合わせて生まれた郷土料理など,魅力がたくさん詰まった「和食」の文化があります。和食は世界に誇るべき食文化で,2013年にはユネスコの無形文化遺産にも登録され,海外からもとても注目されています。

秋は多くの食材が収穫され,またその食材に感謝するお祭りも多く行われることから,日本の食文化にとって大変重要な時期となっています。そんな時期に合わせ,毎年,一人ひとりが「和食」文化について認識を深め,和食文化の大切さを再認識するきっかけの日となっていくよう願いをこめて,11月24日を“いい日本食”「和食」 の日と制定されました。今日はそれに合わせて,栃木県で養殖されている貴重な「やしおます」という魚を給食に出しています。今日は道産子汁ですが,お味噌汁やごまあえも,和食の定番ですね。

今日もおいしい給食になっていると思います。味わって,よくかんで食べてください。