通級による指導は、現在通常の学級に在籍しているお子さんで、ことばに何らかの問題を抱えていたり、注意集中が困難で学習に支障をきたしていたりする場合に、転校することなく、通級指導教室のある学校に出向いて専門的な個別指導を受けるものです。

ご不明な点などにつきましては、お気軽に本センターまでお問い合わせください。

お問い合わせ
｢宇都宮市教育センター相談室｣　TEL 639-4381

　週1～3単位時間程度(1単位時間は約45分)の指導で、通級している間は、在籍校の授業を受けなくても欠席や早退にはなりません。通級指導教室の担当者は担任との連携を密に図りながら指導に当たります。
　通級指導教室では子どもたちの学習や生活上の困難な状態の改善と克服のための指導を中心に行います。お子さんの困難な状態に応じて言語障害通級指導教室と自閉症・注意欠陥多動性障害通級指導教室の2種類の通級指導教室があります。

 【言語障害通級指導教室(ことばの教室)】

〇　対象となる子
　・　ことばに何らかの問題を抱えている子。

　　①　構音障害(発音の問題)
　　　・　「ぶらんこ」を「ブアンコ」のように子音を省略して話す。
　　　・　「さかな」を「タカナ」のように子音を他の音に置き換えて話す。
　　　・　「ち」が「き」、「じ」「り」「に」などが「ぎ」に近い音に聞こえるなど
　　　　イ段の音の発音に問題がみられる。
　　　・　ことばが不明瞭でなんと言っているのかわからないことがある。
　　　・　声が鼻にぬける独特のわかりにくい発音をする。　　　など

　　②　吃音
　　　・　卵を「タ、タ、タマゴ」のように繰り返して話す。
　　　・　卵を「ターマゴ」のように引きのばして話す。
　　　・　ことばがつまってなかなか出てこない。　　　など

　　③　ことばの遅れ
　　　・　ことばがつながらない。
　　　・　片言ばかりで話す。
　　　・　話したり理解できたりすることばの数が少ないようだ。
　　　・　ことばの表現や理解に偏りがみられる。　　　など

〇　ことばの教室を設けている学校
　・　学校名をクリックすると、各校のホームページにジャンプします。(別窓)
　　☆小学校(6校)☆

【自閉症・注意欠陥多動性障害通級指導教室】

〇　対象となる子
　　現在通常の学級に在籍し、知的な遅れはないにもかかわらず多動・注意集中困難など行動上の
　問題により、集団適応や教科学習に支障をきたしている子。

　・　集中して話を聞くことが苦手。ひとつのことを最後までやり遂げることが困難。
　・　気になることがあると、ぱっと出歩いてしまう。
　・　少しのことで怒ったり、パニックを起しがちである。
　・　極端に苦手な学習がある。
　・　みんなと同じ行動をすることが苦手。
　・　友達とトラブルになりやすく、一人でいることが多い。
　・　整理、整頓が苦手で、忘れ物、なくし物が多い。
　・　左右、日時、場所をよくまちがえる。　　　など

〇　自閉症・注意欠陥多動性障害通級指導教室を設けている学校
　・　学校名をクリックすると，各校のホームページにジャンプします。(別窓)

　　☆小学校(7校)☆

　☆中学校(2校)☆