日記・出来事

花丸 第1回いじめ根絶集会の様子

 6月7日(水)朝会の時間に体育館にて、生徒会主催の今年度第1回目となるいじめ根絶集会が開催されました。本校のいじめ根絶集会は年間2回(6月と10月)開催され、生徒会執行部が企画、準備、運営にあたり、全校生徒がいじめ問題に関心を持てるような内容を考え、年々充実した集会となってきています。今回は『言葉のすれ違い』をテーマにし、生徒会執行部が作成したLINE上のトーク画像や2本のVTRを視聴して、登場人物の行動や気持ちを考えてみました。
  
 「何で来るの」と送ったメッセージを、「なにで来るの」「なんで来るの!!」言葉の読み方や受け取り方によって、印象も意味も大きく異なります。
  
                VTRの視聴中 
 (今年度のVTRも生徒会執行部が台本、出演、撮影、編集を行い、生活安全委員会の生徒はエキストラ出演しました。)
  
  
  
        自分の考えをプリントにまとめ、挙手しての発表
  
 生徒会執行部からのメッセージ(全文)
 「今回私たち生徒会執行部は、『いじめ』という重い題材に頭を悩ませました。しかしいじめとは何かを考えていくうちに、私たちの考えていたいじめは起こってしまってからのことで、いじめの始まりはとても小さなトラブルから起こるのではと考えました。そこで今回のいじめ根絶集会では、私たち中学生にとって一番身近である友だちとの『言葉のすれ違い』をテーマにし、『言葉のすれ違い』から起こる友だちとのトラブルを2本のVTRにまとめ、皆さんに考えてもらいました。どちらのVTRも、些細なすれ違いが、日が経つにしたがって大きなすれ違いになってしまいました。日頃気にせず当たり前に使っている言葉、みなさんはどのようなことばを使っていますか。例えば、軽いノリで言った言葉でも相手は傷ついているかもしれない。例えば、仲良くなろうとあだ名で呼んでいても相手は嫌がっているかもしれない。その例えばに気づくことはとても難しいことですが、日常で使っているその一言一言を見直すことは、誰にでもできることと思います。今回のいじめ根絶集会で考えたことや気づいたことがありましたら、今日からそして今から生かしてほしいと思っています。」

  
 今年度も生徒会執行部では、NHKのいじめを考えるキャンペーン「100万人の行動宣言」に参加することを決めました。「100万人の行動宣言」、いじめを防ぐために、生徒一人一人が自分では何ができるかを考え、学校全体でいじめをなくすことを目指しています。例えば、「笑顔であいさつする」「毎日クラス全員に声をかける」「人の気持ちを考えて行動する」など、一人一人が学校生活の中で、今日からでもできることを考えてみました。体育館でいじめ根絶集会終了後、教室でNHKからいただいた専用の用紙に書き込み、全校生徒が廊下に掲示しました。