１　教育目標

（１）基本目標

　本校では、日本国憲法、教育基本法、学校教育法、学習指導要領等に示された教育の目標や内容及び本県の教育行政　の方針、さらに宇都宮市民憲章、第２次宇都宮市学校教育スタンダード、陽南地区の教育的・文化的環境、本校生徒の実態等を考慮し、健康で明るく気力に満ちた２１世紀を担う健全な生徒の育成のために、次の目標を設定する。

（２）具体目標（目指す生徒像）

       １　気力・体力・活力に満ちた生徒

　　２　心情豊かで責任感の強い生徒　　　　　

　　３　自ら学び、創造性に富む生徒

　　　　校　訓（生徒指標）：「よく学び、よく鍛えよ」

２　学校経営の理念

　人権尊重の精神を基盤として、確かな学力、豊かな人間性、健康や体力など、変化の激しい社会を生きるために必要となる「生きる力」を確実に身に付けさせるとともに、自分のもつ良さに気づき、将来にわたって自分を高め、多様な人々と協働しながら自分と社会の未来を拓き、持続可能な社会の創り手となることができる生徒を育成する。

　また、人間力の形成に向けて、全教育活動を通じて、「ほめて伸ばす指導（自己存在感・自己肯定感・自己有用感など自尊感情を育む指導）」の充実を図り、自信と誇りをもって生き生きと学校生活を送る生徒を育成していく。

　さらに、義務教育９年間を通して児童生徒の能力・態度等を育成していく観点から、小学校との連携を十分に図った小中一貫教育を推進するとともに、本校の伝統でもある地域に根ざした特色ある教育活動を一層推進していく。

　こうした教育活動がより効果的に実践されるよう、学校のデジタル化を進めるとともに、学校における働き方改革を推進し、業務の効率化や労働時間の適正化を図る。

〔目指す教師像〕

　・組織人としての責任感や協調性をもち、互いに高めあう教師

　・優れた専門性と指導力をもつため、学び続ける教師

　・人間性豊かで信頼される教師

　・探求心をもち、新たな課題に対応できる教師

３　学校経営の方針

〔陽南地域学校園教育ビジョン〕

　　主体的に活動できる子どもを育む小中一貫教育

　　テーマ：生きる力の基本となる知識・技能とコミュニケーション能力の育成
 
（１）学習指導要領や第２次宇都宮市学校教育推進計画後期計画の趣旨をふまえるとともに、生徒の実態や学校・地域　の特性を生かした特色ある教育課程の編成・実施に努める。

（２）地域や世界とのつながりの中で生活していることを自覚し、身につけた力を地域や社会のために活用できる特色ある学校づくりと教育課程の編成に努める。

（３）生徒の実態をふまえた個に応じた指導など、指導方法や指導体制の工夫・改善を図るとともに、家庭学習を充実させ、生徒一人一人の確かな学力の育成に努める。

（４）共感的な生徒理解を基盤として、発達の段階に応じた生徒指導の充実を図り、望ましい人間関係や豊かな人間性・社会性の育成に努める。

（５）道徳科の充実を図り、生徒一人一人の道徳的実践力を高めるとともに、読書活動や体験活動を一層推進し、生徒の内面に根ざした道徳性の育成に努める。

（６）健康管理や体力づくり、食に関する指導の充実を図るなど、生徒が将来にわたって健康的な生活を送るための基盤づくりに努める。

（７）生徒の発達の段階に応じた組織的・系統的なキャリア教育、進路指導を推進し、社会的・職業的な自立に向け必要となる能力・態度の育成に努める。

【キャリア教育の視点】

（８）保護者や関係機関等との連携を十分に図り、生徒の教育的ニーズに応じたきめ細かな指導や長期的な視点に立った特別支援教育の充実に努める。

（９）陽南地区の児童生徒の豊かな心や確かな学力の育成を目指し、義務教育９年間を見通した系統的な指導や教職員の交流を通して、小中一貫教育の充実に努める。

（10）よき伝統や教職員の創意工夫を生かしたり、地域の教育資源を積極的に活用したりする教育活動を推進するなど、特色ある学校づくりに努める。

（11）積極的な情報提供など家庭・地域社会との連携を一層深めるとともに、地域協議会の活動の活性化を通して地域に開かれた信頼される学校づくりに努める。

（12）教職員が、生徒と十分かつ適切に向き合う時間を確保するとともに、ワークライフバランスの実現のため、業務の効率化や勤務時間の適正化を図る。

【教職員の働き方に関する視点】

４　本校の重点目標

　①　学力向上　

　　・　基礎基本の確実な習得

　　・　授業改善を目指したGIGAスクール構想の推進

　　・　ソサエティー5.0を生き抜く力を育てる 

　②　見通しをもつ力（＝学びに向かう力）の育成　～学校全体の教育活動を通して

　　・　特に学習指導・生徒指導・キャリア教育・生徒会活動との関連を図る 

　③　SDGSカリキュラムマネジメント　～持続可能な社会の担い手を育てる

　　・　各教科・領域・生徒会とＳＤＧｓの関連

　　・　地域未来会議　地域と生徒会の関連を図る（地域が目指す生徒像の策定）

　　・　ＳＤＧｓプロジェクトチームの支援のもと、生徒会活動の活性化を図る

　　・　国際理解教育の推進 

　④　誰一人取り残さないウェルビーイングな学校

　　・　ウェルビーイングの深化（個から場へ）

　　・　教育相談、不登校対策の充実

　　・　多様性を認める

　　・　地域未来塾

　　・　チーム学校　業務改善　働きやすい職場