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子ども達一人一人の教育的ニーズに応じた適切な教育というのは、障害の有無にかかわらず、すべての子どもの確かな学力の向上や豊かな心の育成につながるものです。学習のつまずきが克服できなかったり、友達との人間関係がうまく作れなかったりして支援を求めている子どもは、どの学校のどの教室にも見られます。
本校では、通常学級の学習指導よりゆっくりとした支援が必要な子ども達を対象とする「パワーアップ1組」と、学校生活にスムーズに適応できるような支援を必要とする子ども達のための「パワーアップ2組」があります。また、通常学級に在籍はしているが、集団だけより個別や小集団で指導を受けた方が効果的であると考えられる子ども達を対象とする「パワーアップコース」があります。それぞれの活動についてご紹介いたします。
パワーアップ1組2組・・・・
・ 子どもたち一人ひとりの状況を理解し、個別に学習しています。
・ 通常学級の子どもたちと関わる機会をできるだけ多くもうけています。
・ 特別支援学級の合同行事(合同運動会、合同発表会、いもほりなど)に積極的に参加しています。
というような授業形態をとっていますが、お子さんの実態に合わせて変更していきます。
パワーアップ教室では・・・・
平成 20 年度は、4年生から6年生まで17名の児童がパワーアップ教室に参加しました。今年度は、14名でスタートしています。時間的には、週1時間、各学年ごとに多くても5・6人のグループに分けて、国語と算数を中心に指導しています。今の学年の学習内容の他に、前の学年の学習内容なども個人にあった内容を選んでじっくりと学習に取り組ませ、少しでも自信をつけさせたいと考えて実践しています。担当は少人数担当職員を中心に指導をしています。教員や子ども達には好評で、もっと参加者を増やしてほしいという声も聞かれています。