前回の授業では、みんなの意見がたくさんあって、先生がまとめきれませんでした。そこで、今日は、「前回のまとめ」から授業が始まりました。

「宝木台地だから水が不便で、生活が豊かにならなかった」ことを確認した後、「どんな気持ちで生活していったのかな?」と質問すると「米が欲しい」「田んぼが欲しい」「水があれば」「なんとしても水を引き込みたい」と移り住んだ人々の強い気持ちを想像することができました。
そこで、もう一度年表を見て、「人々が何をしたか」調べ直すことにしました。すると、殿様に水路を作ることを3度お願いしたり、自分たちでも工事を3回行ったりしていることが分かります。「なぜ殿様はすぐにOKしなかったの?」という疑問が聞こえてきたので、みんなで考えてみました。「村の人たちの技術では、どうせ上手くいかないことを知っていたから、反対したんじゃないのかな?」というみんなの結論でした。事実ははっきりしていませんが、その時代天候不順が続き、殿様が用水工事どころではなかったらしいことを紹介しました。もう一つ、みんなが気になったのは「3度も失敗している」ことでした。「3度も失敗しているんだから、自分たち技術では無理なんだよね」「誰かに教えてもらえばいいのに」という声もありました。そこで登場するのが、二宮金次郎。どんな工夫をして「今も壊れずに使われている宝木用水を作ったのか」について次回考えてみます。