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12月5日 5年調理実習
子供たちが楽しみにしている調理実習の時間になりました。どのグループも協力しながら作業しています。きょうのテーマは「ご飯とみそしるをつくってみよう」です。分量や調理時間に気を付けてつくることが大切になります。「えーと,中火ってどのくらいかな?」と,心配そうにつぶやきながら火加減を調節したり,計画書を見返して確かめてみたり・・・。きょろきょろ,周りのグループの様子が気になっている子もいます。最近は,家でもなかなかできない経験です。子供たちは「これでいいのかなあ」とドキドキしながらも頑張って作業を進めます。
「さあ,だんだん泡が立ってくるでしょう。湯気も出てきたね。ここからどうするんだっけ?」「えーと,中火にして5分待つ!」「その通り!」先生も1つ1つのグループを見て回りながら,子供たちに事前の学習を思い起こさせます。子供たちも耐熱ガラスの容器の中の米をじっと見て,その変化の様子を観察しています。まるで理科の実験のようです。観察して,米からおいしいご飯に変化していく様子を知っておくのは,米を主食としている私たちにとってはとても大切なことかもしれません。
さあ,いよいよご飯が炊けたようです。味噌汁も出来上がりました。味噌汁担当の子が味見をします。「おいしい!」と一言。周りの子もほっとして笑顔になります。ご飯をよそって準備します。おいしそうな「おこげ」もちょっぴり見られました。自分たちで協力してつくったご飯に味噌汁。おいしさも一味違うようです。
子供たちの様子を見ていると感心することがあります。食器を洗っている子,テーブルの上を整理している子,火加減を見ている子・・・,自分の仕事が終わると友達に声を掛けて手伝いに行く子もいます。自分のできることを考え,グループで協力して活動している姿が随所にみられるのは素晴らしいことです。