日々の様子

9月19日 1年図画工作

1年生の学級には,現在,教育実習生が入っています。きょうは図画工作科の授業を実施していました。題材名は「ふわふわ ゴー」です。ここでは容器を使って風で動くおもちゃをつくります。教室の近くまで来ると,子供たちの楽し気な声が聞こえてきます。見ると,皆がうちわを使って容器を動かしたり飛ばしたりして遊んでいました。

「どうだった?」と先生が問いかけると,「飛んだ!」「フワフワ浮いた!」の元気な声。でも,中には「あまり動かなかったなあ」という子も。平らな容器は,風を受けるのが難しいようです。そこで,先生は,「形を変えてみたけどどうかな」と言って切り込みを入れた容器を示します。子供たちも一斉に切り抜きます。「え!?・・・それは,切り過ぎではないかなあ」という子もいますが,何事も経験です。

今度はどの子もたくさん容器が動いています。子供たちは夢中になってうちわで仰ぎます。下から仰いで上に飛ばそうとしている子もいます。そんな中,ある子が「さっきよりいっぱい動くぞ!」とつぶやきました。・・・ここからが図画工作の学習に迫ることになります。「遊び」から「学習」への,この気づきを大切にしたいものです。容器の形やあおぎ方の違いで動き方も変わってくるのです。そして子供たちは「その動きに合ったおもちゃのデザインはどうしようかな?」と形・動き・デザインを一体にとらえて,自分の興味関心に応じて発想を広げていくことになります。これから子供たちが,どんな作品を仕上げていくのか,子供たちの発想を大切にしたいものです。