日々の様子

7月20日 6年着衣水泳

6年生が着衣水泳の学習に取り組みました。夏休みには,海や川へ出かける機会も多くなることでしょう。万が一,水の事故に遭遇した際,自分の命を守る方策について,体験を通して事前に学んでおくことは大切なことです。「服を着た状態で入水し,体が自由にならないことを体験し,水の怖さを知ること」「水の中でも,慌てずに自分の命を守るための方法を体験すること」が学習のねらいとなります。

今回は,ボランティアの方を講師に招き,専門的な立場からご指導をいただきました。「水の事故に遭ったときは,泳ぐのではなく浮くことが大切」「体を上向きにして空気を衣服の中に取り込むと浮くことができる」「泳ぐときには,クロールよりも平泳ぎの方が安全」などの事柄を,子供たちは実際に試しながら学んでいきました。

 

 

服を着たまま水の中に入るのは初めての経験です。「うわー!」「重たいー!」「変な感じ!」など,子供たちは,はしゃぎながら水の中を歩きます。クロールや平泳ぎで泳いでみて水の抵抗も感じました。「これが長袖のシャツだと,もっと手が上がらないからクロールは大変です」と講師の先生が説明を加えます。

 

次に,ペットボトルを使ったり,服の中に空気をためたりして体を浮かせる練習をしました。「だんだん慣れてきた?」と声を掛けると「体が回っちゃいます。」と返ってきました。バランスをとるのが難しそうです。それでも,講師の先生からコツを教わり,次第に上手に浮ける子が増えてきました。この時間に,子供たちは水の中での感覚を味わい,大切なことを学びました。