日々の様子

1月23日 6年「開け!夢のとびら」

6年生は,総合的な学習の時間に「開け!夢のとびら」と題して,職業人を講師に招いての学習を行っています。この学習は,子供たちが将来への夢や希望,目標を抱き,その実現に向かって努力しようとする意欲を育むことが目的です。各方面で活躍する専門的な立場の方から,仕事の概要や求められる資質,必要な資格,進路についてのアドバイス等を聴き,自分の特性を改めて見つめ,将来の生き方を考えてほしいと願うところです。

きょうは,国際的に活躍するフルーティストの方をお招きしました。冒頭,講師の先生から,自分の将来について,今,どう考えているかの問い掛けがありました。「将来の目標を決めている人」「なんとなくイメージをもっている人」「まだ,まったく何も決めていないという人」,すべてに何人かずつ手が上がります。それぞれに状況は異なるようですが,卒業を前にした節目に,自分の将来についてじっくり考える機会をもつことは,すべての児童にとってとても大切なことです。

 

講師の先生は,どのような道のりをたどって今の職業に就いたか,どのような活動をしているかなどについて話を進めます。小学生のときに楽器の演奏に興味をもち始め,努力を継続し,親を説得したり周囲に支えられたりしながら,自分で道を切り拓いていったという先生ご自身の生き方が語られます。「好きなもの」を貫き通す確固たる人生観が強く響きます。「『大切なことは,自分で選ぶ,自分が決めること』そうしないと,うまくいかないことをすべて人のせいにして生きていくことになりますよ」という言葉も印象に残りました。さあ,6年生の子供たちは,どう受け止めたことでしょう。