日々の様子

8月30日 4年SDGs出前授業

4年生の子供たちが,近隣の企業の支援により,SDGsの理解や実践に向けた意識を高める授業に取り組みました。SDGsには17の具体的な持続可能な開発目標が設定されています。子供たちもよく目にしているものです。でも,1つ1つの目標に,自分たちの考えや行動がどのようにつながっているのかを知識として身に付け,行動の根拠として考えるまでには深まっていなかったかもしれません。今回の授業は,改めて考えを深めるきっかけを与えてくれた授業となりました。お忙しいところ,お世話になりありがとうございました。

冒頭,「みなさんは将来の夢をもっていますか」の問い掛けから授業が始まります。子供たちは素敵な夢をもっています。この後,将来の夢がどのようにSDGsとかかわっているのか,子供たちは自分事として考えていくことになるのです。

 

授業の前半では,自分の行動や一般に大切とされていることが,どの目標とつながっているのかを考え,グループで話し合います。1つ1つの取組はいくつもの目標とつながって関わっているので,正解はありません。ここで大切なことは,「これはこの点で関係しているね。」「こういうことも言えるね。」「こんなときもあるよ」・・・,と多角的に事象を考え,多様な意見に触れることです。これによって,その取組の大切さ,重要性の理解が深まるのです。

 

 

 

 

 

授業の後半は講師の先生の説明を聞いて考えます。資源エネルギーの問題,地球温暖化の問題に触れ,「限りある資源を大切に・・」「身の回りにある石油製品を無造作に捨てると・・」「温暖化を防ぐために間伐が必要・・」などと,それぞれの行為や状況がどのような事態を引き起こすか,図を用いながら分かりやすく説明します。

「このままだと,将来は地層からごみがたくさん出てくることになるかも・・。そんな中で将来の夢をもてるかなあ?」 子供たちは「もてない」と答えたり,首を横に振ったり・・。

 

授業の終末には,温暖化対策や環境保護対策の1つとして「バイオマス」の活用についても説明がありました。SDGsは自分たちの将来にかかわる「今」の問題です。子供たちは,自分たちの今の取組が将来に関わっていることを感じ取っています。ぜひ,今回の授業をきっかけとして,SDGsを色々な視点から考え,家庭や社会,学校での生活に生かしてほしいと思います。