2020年5月の記事一覧
ポ・テ・ト
6年生と給食委員会の教材園では,つぼみをもった植物が育っています。使う部分は地上部でなく土の中です。これはジャガイモ(Solanum tuberosum L. )です。名前の由来は,ジャワのジャガトラ(ジャカルタ)から伝わったいもということで,ジャガタラいもがジャガイモと変化したという説があります。
すでに花が咲き,花の後には実がなることがあるのですが,この実は食用にしませ
ん。どんな実になるかは,できたとき見てください。ただ,ジャガイモはナス科の植物なので,大体の想像はできます。
いもとして養分(でんぷん)をたくわえている部分が食用で,馬鈴薯(ばれいしょ)という品種のでんぷんを「片栗粉」として売っています。元々は春先に林の中に咲くカタクリの根からとったでんぷんが片栗粉なのですが,たくさんとるのが大変なため代用しています。ちなみに,ジャガイモのいもは植物体の部分で言うと茎になります。葉の光合成で作られたでんぷんをたくわえて茎が肥大化したものがジャガイモです。