6年生 何気ない一日

 

 

キャリア教育の一環で地域の銀行の方が来てお話をしてくださいました。

その中で子どもたちのメモ用紙を見ていると,メモの量も内容も子どもたちそれぞれで本当に大きく違います。

ふとある子達のメモを見るとびっしり。しばらく見ていると話を聞いている間,ずっと鉛筆を動かし続けています。

後で尋ねると彼らは「どちらがたくさんメモをとれるか」競い合っていたようです。

銀行の方からどれだけ学べるか。友達とどれだけ学び合えるか。

そんなことを大切にしているように見える子どもたちの姿に成長を感じます。

 

いつもは教室にいる友だちが,オンライン。

画面越しにその子の顔を見て思うところがあるのでしょう。

相手の画面上からどうやったら黒板が見やすくなるか想像して,自分の机の一番見やすい場所に置いたり,肘を折り曲げながら相手が見やすい高さに調節したりと自然と相手軸で考えて行動することができています。

周りから見ていると,明らかに無理のある体勢です。それでも自分たちで考えて友達のために,苦しそうな顔一つせずこんな行動をしています。

何気ない置き場所や肘の折り曲げに,この子たちらしい優しさを感じてなんとも嬉しくなる1シーンでした。