昭和小NEWS

ET来校

10月31日(月),エキスパート・ティーチャーの渡邉宏先生が来校しました。本日の体育科教材は5年生のリレー「なめらかなバトンパス」です。前走者のスピードといかに呼吸を合わせて,バドンをタッチできるかが課題となります。まず,タッチのタイミングの練習です。渡邉先生には,効率よくタッチするための細かな動き,次走者の足の向きなど,技術的な面を丁寧に御指導いただきました。先生の一言で,子供たちの動きが目に見えて変化し,技術の向上と相乗し,意欲も高まりました。その後,ミニトラックを使い,ある程度の距離を走りながら練習しました。

エキスパート・ティーチャー派遣事業は体力向上を目的としています。本校では,教科体育をとおして,運動の楽しさに触れ,生涯にわたってスポーツにかかわっていける人材を育てることが,将来的な体力向上につながると考え,「授業展開の工夫」を中心に据えて取り組んでいます。

さて,栃木県の児童生徒の運動能力は昭和60年頃をピークに,年々低下してきている状況です。特に,投力については長い間課題となっています。一方で,運動をすることが好きである児童生徒の割合は多く,運動能力向上のポテンシャルは内在していると考えられます。エキスパートティーチャーの派遣により,体力向上のきっかけになればと思います。

本事業をとおして,体力向上はもとより,教科体育の質の向上,さらには,教員の更なる力量アップにつなげたいいと考えています。