昭和小NEWS

栃木放送でオンエアー

本校児童の作文が栃木放送で公開されます。これは,令和4年度の歯と口の健康週間 作文の部で「一席」に入選した作品です。選ばれたのは,3年の殿川千代(とのかわ ちよ)さんです。

〇放送日時 6月4日(土)16時45分から 

◆是非,本人の朗読をお聴きください。

放送前に作文を御紹介します。

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「お父さんとの約束」  

 昭和小学校 3年 との川 千代

 私のお父さんは,歯科技工士という歯を作るお仕事をしています。お父さんは,毎日たくさんのかん者さんの歯を楽しそうに作っています。でも,お父さんはいつも私に,

「自分の子どもの歯は作りたくない。」

と言っています。その言葉には,しっかり歯みがきをして,むし歯にならないでほしいという願いがこめられています。

 私はじょうぶな歯になるように,おやつにはスルメなどのかたいものを食べたり,むし歯を防ぐために,飲み物はジュースではなく牛にゅうやお茶を飲むようにしています。ねる前の歯みがきでは,自分で手かがみを持って歯をよく見ながらみがき,仕上げはお父さんかお母さんにフッ素の入った歯みがき粉でみがいてもらっています。また,むし歯予防のために3か月に一度,歯医者さんに行っています。歯科えい生士さんが,きちんと歯みがきができているかかくにんするために,『染め出し』をしてくれます。よごれがのこっているところがあると,ピンク色になります。かがみを使って,自分の目でもかくにんしてみると,少し歯が重なっているところや,歯間や歯と歯茎のさかい目などがピンク色になっていました。歯科えい生士さんに,上手な歯ブラシの使い方を教わり,かがみを見ながら自分でピンク色になっているところをみがいていくときれいになりました。自分ではしっかりみがいているつもりでも,『染め出し』をすると,みがけていないことががよくわかります。

 3か月に一度,歯科えい生士さんにみがいてもらうだけではなく,ふだんから自分の力できれいにみがくことが大切です。かがみで歯をよく見て,『染め出し』でピンク色になった部分を思い出しながらみがくように心がけています。私が一生けんめい歯みがきをしていると,4さいの妹も私のまねをして,かがみを見ながらみがくようになりました。いっしよに歯医者さんにも行くようになって,妹も『染め出し』や『予防』をしてもらっています。

 私がお手本となって,妹にも歯を大切にしてもらい,一生お父さんに私たち子どもの歯を作ってもらうことのないように,これからも毎日一日3回しっかりと歯みがきを続けていきます。そして,自分の歯と,お父さんとの約束を守っていきたいです。

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録音は,始めは緊張したけれども,家でも練習していたので,楽しく取り組んだとのことです。「物怖じしない」昭和の子はここでも発揮してきたようです。おめでとうございました。最高の笑顔です。