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! 研究授業・・・2年間の集大成!

 本校では,昨年度より2年間にわたって音楽科の授業研究を行ってきました。研究のテーマは【「音楽から見つける 音楽に生かす 音楽でつながる」授業の工夫】です。音楽科主任をリーダーとして,職員一丸となってこれまで研究を行ってきましたが,19日(木)には研究の集大成として,音楽科に関する有識者を外部より招き,2つの学年で研究授業の発表を行いました。
★まずは4年生の授業です。内容は『サンバ』と『ソーラン節』の鑑賞です。2つの曲を聴き比べてそれぞれのよさを見つけだす授業ですが,授業者は,子どもたちの学びのために,たくさんの仕掛けを用意していました。
【仕掛け①】 デジタル技術の活用~グーグルマップや大型テレビをつかって子どもたちの理解度アップ~
   
【仕掛け②】 多様な教材で雰囲気づくり~サンバの楽器や,手作り衣装で学習意欲向上~
   
 その他様々な仕掛けが有効に働き,終始楽しいノリノリな雰囲気で授業が進みました。子どもたちもリズムや音色の違いなどよく気付き,それぞれの良さをワークシートに書き込んでいました。
★次は5年生の授業です。内容は『つるぎのまい』の鑑賞です。曲の中から,拍子や音色の変化,反復,音の高低などたくさんの要素を見つけ出す授業です。難しい学習内容ですが,こちらも教師による仕掛けが盛りだくさんでした。
【仕掛け①】 音楽は全身で~曲を動きで表現し,感じたことを形に~
   
【仕掛け②】 発表会で学び合い~お互いの発表を見ることで深い学びに~
  
 『つるぎのまい』を聴いてグループで考えた身体表現の発表会を行いました。見せ合うことで,音楽の要素をどう捉えているかお互いに確認できました。研究を共にしてきた参観の先生たちの表情も真剣そのものです。
★放課後は2つの授業について検討会です。
    
 どちらの授業についても,よかった点を確認しつつ,今後の改善点についてみんなで意見交換です。密を避けつつも,非常に意義のある時間となりました。最後は,音楽科の外部有識者である先生より,講話をいただきました。これまでの本校の研究に対する賛辞と,今後の方向性について貴重なご助言を残していただきました。