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本年度2回目の研究授業

 本年度は,「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善~意欲を高め,学びを深めるICTの活用」を掲げて授業研究に取り組んできました。
普段のICTの活用については,HPに紹介していますので,ご覧ください。
 さて,11月17日(水)には,ICTを活用した授業の校内研修会を実施しました。今回は,1年生と5年生の授業にスポットを当てました。
また,前回と同様に,宇都宮市教育センターでICT分野を担当されている大島昌幸指導主事を指導助言者としてお招きし,授業の指導講評をいただきました。

 まず,1年生の算数「かたちあそび」です。本時は,「1ねん2くみのまちづくりをしよう」というテーマで授業を行いました。
前の時間までに,箱の形や形の特徴について学習し,車や家はどんな箱を選ぶと良いか考えるという内容でした。
クロームブックは,写真撮影の機能を用いて,子どもたちが作ったものを撮影したり,テレビに投影して発表したりするために使いました。
撮影した写真をズームして,形の特徴についてグループで相談する姿が見られ,話し合いが活発に行われました。

  

 次は,5年生の家庭科「生活を支えるお金と物」です。「消費者として,買う前と買った後で大切なことについて知ろう。」というめあてをもって授業を展開しました。
クロームブックでWeb版消費者読本を使ったことで,子どもたちは自分の金銭の使い方を考えるきっかけになりました。
また,子どもたちは,使っているものが壊れたときに「新品を買う,中古を買う,修理をする」のどれにするか,自分の立場を選んで意見を交流し,様々な価値観の意見が出てきました。

  

 放課後は授業者の反省と参観した内容をもとに2つのブロックに分かれて授業研究会を開きました。
授業のめあてを達成するために,授業の仕掛けや教師の言葉かけは十分であったか,タブレットの活用は有効であったかなど,どちらの学年も活発な話し合いが行われました。
授業者と参加者が一丸となって振り返りを行い,実りの多い有意義な時間になりました。

  

 最後には,大島指導主事より,授業の講評と今後のタブレット活用についてお話をいただきました。
ICT活用の視点や授業改善のポイントなど多岐にわたる内容でしたが,「子どもたち一人一人の創造的な学びに向けて,自分の考えや思いをアウトプットする場面が大切になる。」という言葉が印象的でした。
今後は,一人一台端末の環境を生かせるように,使い方についてさらに学びを深めていきます。