茶摘み

 本日、3年生が「茶摘み」を行いました。この「茶摘み」は50年以上続いている国本中学校の伝統行事で、「茶摘み」→「選別」→「蒸し」→「揉み」→「乾かし」(完成)の五つの行程があります。
 まず、1時間目に3年生全員で「茶摘み」を行いました。新芽だけを摘むのですが、慣れない生徒は最初のうちは、どれを摘んだら良いのかやや戸惑っていました。
  
  
 摘み終わった茶葉は、2~5時間目を使って1組から順番にお茶っ葉に仕上げていきました。
 まずは、茶葉の「選別」です。新芽の茶葉と古い茶葉に分けていきます。古い茶葉が入ると苦みが出てしまうそうです。だからこの作業が一番大切かも知れません。
  
 次に、「選別」された茶葉を、「蒸し」ます。粘り気が感じられるまで蒸します。この作業は、煙くて大変です。
  
 「蒸し」が終わると、次に手でよく「揉み」ます。ゴザの上で水気を取りながら茶葉が丸まるように揉むのです。この作業がいいかげんだと出来上がった茶葉が粉に近くなってしまうそうです。
   
 よく揉まれた茶葉を最後に乾かす、「乾かす」の作業で仕上げます。火の上に置かれた船と呼ばれる鉄板が熱いので、この作業も大変です。しかし、生徒たちは熱さに耐えながら頑張っていました。
  
 そして、見事、完成です。たくさんのいいお茶が出来ました。
  
 このお茶は、この後、給食の時間にみんなでいただきます。今年の味はどうかな?
 最後に、本日、この「茶摘み」のために、地域協議会が中心となって、地域やPTAの多くの皆さんにボランティアとしてご協力いただきました。本当にありがとうございました。
 3年生にとって今日のこの「茶摘み」活動は、とても貴重な体験であり、また思い出深いものとなったはずです。心より感謝申し上げます。