学校の様子

1/24(火)2年生 立志式

●2年生は立志式がありました

●校長式辞・知事メッセージ(髙梨学年主任代読)

●各クラスの代表の作文発表です

●各クラス代表の決意の言葉です

●PTA学年委員長様より記念品贈呈です

●久々の校歌斉唱です

*素晴らしい式でした!!!

そもそも立志式って?
 なぜ14歳で「立志式」を行うのでしょうか?14歳は「責任年齢」といいますが…14歳という年齢には特別な意味があるのです。江戸時代までは「成人式」のことを「元服式」といい,元服を行う年齢は時代によって変化はありますが,13~16歳で,14歳前後が多かったようです。つまり,長い日本の歴史の中では,14歳が大人として認められる年齢だったのです。現代はわざわざ14歳で何もやることはないではないか,と思うでしょうが,いくつかの理由で14歳という年齢には意味があります。次のような理由です。

①14歳の頃が,心や体が大人への変化をとげる年齢であること
 心や体の成長からすると,急におとなびてくるのは14歳くらいということは,昔も今も変わりません。言ってみれば,「もう子どもではない」という自覚をもつべき時なのです。
②成人でなくとも14歳を境に法律の上で,そのあつかいが大きく変わってくること
「~13歳まで」と「14歳~」「20歳~」の法的なあつかいの違いは以下の通りです。
 ●0歳~13歳…本人は責任を負う力がなく,すべて親の責任と見なされる年齢
 ●14歳~19歳…本人の行動はすべて本人の責任と見なされる。ただし,未成年者であり,親の言うことを聞いたり親の承認を得なければならない年齢
 ●20歳~…完全に一人の大人として見なされる年齢

 このことが,もっともはっきりあらわれてくるのは,刑法です。この法律によると,
◎14歳未満の者が犯罪を犯した場合
 …原則として本人は罰せられず,その親が責任を問われる。児童福祉法の対象となる。
◎14歳以上20歳未満の者が犯罪を犯した場合
 …未成年であっても犯罪者として,成人同様に刑罰を受けなければならない。少年法の対象となる。
このことから,14歳は『責任年齢』とよばれます。

【14歳になることで何を考えたらよいか】
①自分の「身体」がどれくらい大人になっているか。
 男は男性らしく,女は女性らしくなってきているはずです。その変化を改めて自覚してみてください。
②自分の「心」がどれくらい大人になっているか
 体が成長した分,心や考え方も大人になってきているでしょうか。
  具体的に…
  ・「自分」のことと同様,「相手」のことも思いやれること
  ・「正しい」と思えることを,実行しようとする意志をもつこと
  ・「正しくない」と思えることは,自分がやりたいことでも,我慢しようとするこ    と
  ・物事を,広く,長い目で見る視野を持つこと など
③法的に見て「責任年齢」に達している,ということは,どういうことなのか
 犯罪を犯して,裁判になって,そのとき真っ青になっては遅いのです。
④自分は将来,どのような希望・目標を持って生きていくのか。そのために,今をどう生きたらよいのか。
 これこそが「立志式」の本来の目的です。「立志」とは,自分の将来の目標に対する積極的な心構え(志)を「立てる」ということです。進路の選択を1年後にひかえた,14歳の今,しっかりと大きな目標を持ってください。そして少しでも日常の生活を向上させていってください。「立志式」がこれからの自分の生き方を考えるきっかけになってほしいと思います。

 *ご家庭でも話題にしてみてください。