学校の様子

12/7(水)3年生・道徳の授業

 今日は児矢野教諭の3年生の道徳の研究授業がありました。ねらいは「思いやりの心を持って人と接するとともに,家族などの支えや多くの人々の善意により日々の生活や現在の自分があることに感謝し,進んでそれに答え,人間愛の精神を深める」です。教材として高倉健が書いた「奄美の画家と少女」~ハンセン病の偏見によって奄美の地に隔離された少女が画家に会って,写真の母親の絵を描いてもらうこととなった。その画家の思いやりと少女の感謝の気持ちを著した教材です。

 ところで12月4日から10日までは、「第74回人権週間」です。昭和23年(1948年)12月10日、国際連合第3回総会において、全ての人民と全ての国とが達成すべき共通の基準として、「世界人権宣言」が採択されました。
 世界人権宣言は、基本的人権尊重の原則を定めたものであり、初めて人権保障の目標ないし基準を国際的にうたった画期的なものです。採択日である12月10日は、「人権デー(Human Rights Day)」と定められています。
法務省の人権擁護機関では、人権デーを最終日とする1週間(12月4日から12月10日)を「人権週間」と定め、昭和24年(1949年)から毎年、各関係機関及び団体とも協力して、全国的に人権啓発活動を特に強化して行っています。
 いじめや児童虐待、インターネット上の人権侵害、感染症や障害等を理由とする偏見や差別、ハンセン病問題など、様々な人権問題が依然として存在しています。 
 これらの問題の解決には、私たち一人一人が様々な人権問題を、「誰か」の問題ではなく、自分の問題として捉え、互いの人権を尊重し合うことの大切さについて、認識を深めることが不可欠です。
 
 本校でも先日,給食の時間の放送で担当の手塚幸教諭から全校生に人権週間についての説明と人権週間をきっかけに人権について考えてみましょうという呼びかけがありました。また,人権に関するイラストコンクールで本校生は毎年,優秀な成績を収めています。

*ご家庭でも人権週間にちなんで,人権について話題にしていただけると幸いです。