日誌

花丸 靴をそろえる

ある学年の下駄箱です。

きれいに上履きがそろえて並んでいます。

気持ちがよいものですね。

たかが靴なのですが、きちんとそろえることで心が整います。

もちろん、先生が指導しているのもありますが、なぜ大切なのかを教えているからこそ、そろうのだと思います。

靴に関してはもう一つ、玄関で靴を脱ぐときにそろえて置く「出船の精神」というのを、昔教わったことがあります。

玄関やトイレのスリッパなど、すぐに履けるようそろえておく様子が、船が海に向かって待機する様子に似ていることから言われているようです。

靴を脱ぐときにそろえておけば、もし、何かがあって逃げる時にもスムーズに履けます。もしかしたら、日本人の危機意識から来ているということもあるのかもしれません。

 靴を脱いで建物に上がるという,日本文化ならではの履き物への考え方ですが,いろいろと生活や人生に通じるところがあるなと思います。